頻繁なヘアカラーに乳がんの危険性? リスクが高い女性でさらに発症率上昇も

本当に多くの女性がお世話になっているヘアカラーだが…。

社会

2019/12/08 13:00


 

■顔の近くで使う危険性

ヘアカラーに使用される液剤の成分中には、パラフェニレンジアミン、アミノフェノール、過酸化水素、レゾルシンといった化学物質がたくさん含まれている。

また黒髪からブラウン~ブロンドへと色調を明るくすればするほど、その液剤が含む環境ホルモン(内分泌かく乱化学物質)の含有率も高くなると考えられている。

それを目、鼻、口の近くで使用するため、吸い込んだり粘膜から微量ずつ吸収されれば成分の血中移行は速い。こうした理由から、「ヘアカラーの危険性は農薬の比ではない」とかねてから指摘されていた。


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■乳がんリスクを感じるなら…

このたびの調査で特筆すべきことは、「姉妹に乳がん患者がいる、現在は健康だが発症リスクが高い女性たち」を対象としたこと。身内の病歴から自分の乳がんリスクも高いと認識している女性においては、髪色は自然のままにしておくほうが無難と言えそうだ。

また、ショッキングなこのたびの調査結果を遺伝子リスクのない女性たちにそのまま当てはめる必要はないというが、少なくともヘアカラーと乳がんの発症に関連性があることは見えてきた。

乳がん患者の9割が環境因子の影響を受けて発症という事実を考えると、たとえ遺伝的リスクがなくとも、危険な物質を遠ざけた暮しを心掛けることは大切だ。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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