対応が分かれる企業の台風時対応 上陸時にも仕事をしていた人は…
甚大な被害を出した今年の台風。そのとき、何をしていた?
■職業別に見ると…
台風上陸時に仕事をしていた経験を持つ人を職業別に見ると傾向が出た。組織に勤める人ほど割合が高い傾向があり、公務員は57.4%に。警察官や消防署員などは台風でも市民の安全を守るため出動しなければならない。それを考えると、順当な結果なのかも。
また、会社員や自営業も仕事をしていた経験を持つ人が半数を超える。「台風上陸時は休み」の意識が広まりつつあるが、完全に浸透したとは言い難い。
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■経験者の声は
台風上陸時に仕事していたというNさん(50代・サービス業)に聞いてみた。
「コンビニを経営していますが、地域に貢献したかったので今回の台風19号でも営業しました。アルバイトには『出勤しなくてもいい』と言いましたが、『こういう時だからこそ』と出てきてくれる子もいましたね。
みるみるうちに商品がなくなってしまいましたが、お客様から『ありがとう』と声を掛けてもらいました。社員やパートの安全を最優先に考えるのは当然ですが、誰かが仕事をしないと回らないのも事実。台風のなかで仕事をすることが、必ずしも悪いことではないと思っています」
台風上陸時の対応は様々だが、社員の安全を最優先したうえで、営業の有無を判断する必要があることは間違いない。
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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
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