河村たかし市長が特派員協会で怪気炎 あいちトリエンナーレについて語る
脅迫電話などが寄せられて一時中止に陥った「表現の不自由展・その後」について、名古屋市の河村たかし市長が記者会見した。
■「慰安婦像を問題視したのではない」
第四の問題は、「慰安婦の少女像」のみに関心が集中して、あたかもそれがあったから名古屋市は展示会にノーを突き抜けたかのように報道されたことだという。
河村市長は「外国人の記者クラブの皆さんも、たぶんこの慰安婦像の報道しか知らなかったと思いますよ。従軍慰安婦は、私はあれは嘘だと言っておりますけど、だけどそうでないという意見もあるでしょう。一応これは、これそれはそれ」と説明。
「慰安婦の少女像」を問題視したわけではない旨を述べた。
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■大村知事に「ナチス」と言われて遺憾
質疑応答では、愛知県の大村秀章知事との不仲について問い質された河村氏は憮然。
「大村さんにちゃんと話し合おうと言ったら、記者会見で『河村たかしは憲法違反であり検閲でありナチスだ』と言ったじゃないですか。これでは、どちらが独裁だと言いたい」「記者会見で『謝ってくださいよ』と言ったら、あとなんにもなしです」と語った。
会見は1時間だったが、外国人記者で挙手する人もおらず、カメラクルーで来た海外プレスは香港フェニックステレビだけで、関心の低さを物語っていた。
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(取材・文/France10・及川健二)