「黒タイツ禁止」の校則変更が話題に 校長は「生徒の希望が叶って良かった」

133年続く伝統校で校則が変わったその経緯とは…

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2019/12/12 11:00


 

■「合理的理由はない」

この理由書を2ヶ月かけて、教員らで検討が重ねられた。結果として、理由書の①については、ベージュでも厚手のものがあり、スラックスも認めている。②については、見た目に関しては、あくまで主観である。

③に関しては、黒は確かにコンビニなどで安価で買えるが、ベージュはインターネットで安価に手に入れることも出来ると判断。まずは、今まで通りで良いと結論づけた。

その上で、校長は開校以来初となる生活指針検討会議の開催を決めた。教委や周りから言われたことに流されることなく、常に自分たちで考えていこうという意図のもとで設置された。

この会議には、同窓生・保護者・生徒・教員それぞれ4名が出席して行われ、変な忖度がされることがないように校長は出席しなかったという。

この会議では、「社会通念上ベージュでなければならない合理的理由はない。選択肢を増やしたほうがよい」というジャッジのもと、黒タイツ導入が決まった。


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■「積極的に見直すべき」

滝村校長は、「紆余曲折はあったが、生徒の希望が叶って本当に良かった」と話す。岐阜県教育委員会学校安全課は、「歴史と伝統がある高校での校則変更は、なかなか難しかった面があると思うが、今回の校長の判断は適切だった」と話す。

文部科学省の担当者は取材に「校則は、児童・生徒の状況に合わせて積極的に見直していくべきと考えている。その際には、児童・生徒・保護者の意見を十分に尊重してほしい」と述べた。

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(文/しらべぇ編集部・おのっち

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