裏声は声帯の限界を超えた声? チコちゃんが仕組みを解説
『チコちゃんに叱られる』で裏声の仕組みについて解説。ネットでは怖がる声も。
13日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマの「裏声はなぜ出る?」が話題となっている。歌っているときに裏声を使う人もいるが、どういった仕組みで高い声が出せるようになるのだろうか。
■発声の仕組み
チコちゃんの気になる回答は「喉が諦めるから」という。喉の仕組みが影響していることはわかるが、諦めるというのはどういうことなのだろうか。
まず、声というのは閉じた声帯が息によって震えることで作り出す空気の波であると紹介。普通に呼吸をしている時は空気を通すため、声帯は開いた状態になっているようだ。
声を出すときに声の高さを決めているのが、声帯筋と輪状甲状筋という2つの筋肉であるという。声帯筋が縮み、輪状甲状筋が伸びると低い声が、反対に声帯筋が伸び、輪状甲状筋が縮むと高い声が出る。
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■声帯が限界を超えて…
しかし、普通の声と違い、裏声は声帯筋の伸びとは関係がなく、声帯の厚さが関係している。声帯は、地声の限界まで伸びている時は、厚さを保とうとするものの、限界を超えると一気に薄くなるという。
薄くなった声帯から出る声は、声帯筋が伸びたときと同じような動きになるので、地声とは違った高い音が出るようになるという。声帯が限界を超えるということを「喉が諦める」と表現した回答だったようだ。
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■「ちょっと怖いかも」
裏声を出すときに限界を超えているという解説に「そう言われるとちょっと怖いかも」「裏声出しづらくなっちゃうな」と怖がる声も。
番組では裏声が身体に悪いといった説明はなかったので、おそらく身体に害はないが、こういった解説を見ると裏声を出すことに抵抗を持つのは無理はないのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)