「高学年女子の髪をうかつに触るな」と教員が怒り 学校セクハラ対策には温度差も

教員の児童に対するセクハラに対して、同僚教員が怒りの声

2019/12/20 08:40

小学生・教室
(Milatas/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

今、SNS上の教員の怒りの声が話題になっている。しらべぇ取材班は、関係各所から話を聞いた。



 

■「ボディタッチがやまない」

注目を集めている投稿は、「セクハラの研修会を何度やっても、若い男性教員達の女子へのボディタッチがやまない。高学年女子の髪をうかつに触るんじゃない!」というもの。さらに、「この先生の親も教員で女子の髪を触りまくり 」なのだという。

教育現場でのセクハラの現状と対策は、どうなっているのだろうか。


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■「自分のこととして捉えていない」

今年度の教員の懲戒処分14件のうち、わいせつ等事案が3件(全て懲戒免職)の福島県。12月に緊急に、県内の全公立学校800人の服務倫理委員を集めて研修を行った。

この内容は、今月中に全教職員に伝達することになっているという。教委が作成した事例集を使って、校内での研修は行っていたが、今年度不祥事が相次いでいる。

同じくわいせつ等の不祥事が立て続けに起きている埼玉県。埼玉県教育委員会の教職員課は取材に、「研修を行っても、一部教員が自分のこととして捉えていない。セクハラ等を行ったら、どうなってしまうのかを実感してもらえる研修を心がけている」と話す。

18日のわいせつ行為等の懲戒処分2件を発表した北海道教委。ここでは、わいせつ・セクハラなどのコンプライアンス研修を毎年5月と6月に集中して行う取り組みを実施。

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■千葉県ではセクハラ調査を実施
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