娘のトイレに押し入ろうとした浮浪者 殴り殺した父親の正当防衛認められず

目に入れても痛くないほどかわいがっていた16歳の娘。その話に父親は単純に逆上した。

社会

2019/12/22 18:20

父母
(NanoStockk/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

自分の娘の身に、もしものことが起きたら…。父親はそれでも冷静さを失ってはいけなかった。この事件そのもの、そして下された量刑が「いろいろと考えさせられる」と話題になっている。



 

 

■「ヘンな男が無理やり」と娘

その事件は米国アリゾナ州のフェニックスで昨年8月、ガソリンスタンドに併設されたコンビニを舞台に起きた。

そのトイレを利用した当時16歳の少女が、車で待っていた父親のメルビン・ハリスに「私が『入っています』と言っているのに、ヘンな男が無理やりトイレに押し入ろうとしてきて怖かった」と打ち明けたことが発端だった。

少女が入っているトイレの扉を執拗にガチャガチャとさせたのはレオン・アームストロングさんという男で、そのガソリンスタンドを利用する人々に物乞いしながら暮らす浮浪者だった。


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■父親の怒りを従業員は無視

驚いたハリスはコンビニの店内へ。従業員を問い詰めたが真剣に取り合ってくれないことにも腹を立て、彼はアームストロングさんの顔面を殴り、倒れたところを蹴り、顔を踏みつけた。

アームストロングさんは数日後に死亡。脳に致命傷を負っており、少女へのイタズラが目的だったのか便意が迫るなどの緊急事態だったのか、トイレに無理やり入ろうとした理由を確かめる方法はなかった。

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■正当防衛の域を超えてはダメ

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