ノロウィルスはここから感染する 年末年始に注意すべきポイント

今年もノロウイルスが流行する時期がやってきた。対策はどうするのか忘れてしまった人のためにもおさらいしたい。

2019/12/28 12:00

手洗い
(naturalbox/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

ノロウイルスが流行する冬。楽しくのんびり過ごせるはずの年末年始がノロウイルスのせいで台無しになってしまうかもしれない。しかし、これまでに何度も名前は聞いた人も多いだろう。

多く存在する情報の中から、年末年始だからこそ特に注意したい点をおさらいしたい。



 

■そもそもどこから感染?

改めてノロウイルスについて振り返っておくと、手指や食品などを介して経口で感染。ヒトの腸管で増殖し、嘔吐、下痢、腹痛などを起こす。ノロウイルスという病気ではなく、これによって感染性胃腸炎や食中毒が発生する。

感染経路は、「ノロウイルスが大量に含まれるふん便や吐瀉物から人の手などを介して二次感染」「人から人への飛沫感染等直接感染」「感染した食品取扱者を介して汚染した食品を食べた」「汚染されていた二枚貝を、生あるいは十分に加熱調理しないで食べた」「ノロウイルスに汚染された井戸水や簡易水道を消毒不十分で摂取した」といったことが挙げられる。


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■対策は手洗いがもっとも重要

それでは対策については特に何に気をつけたほうが良いのか。しらべぇ編集部は19日、厚生労働省の結核感染症課の担当者に話を聞いた。1年中警戒するに越したことはないのだが、流行している今の時期だからこそ、特に気をつけたいのは「手洗い」だ。

初詣などで人が大勢集まる場所に出かける機会もあるだろう。そうした場所に行くと水栓からお湯が出ない場所もあり、冷たい水で手を洗うのをためらう人もいる。

担当者は「お金もかかりませんし、冷たい水に当たるのと感染するのどちらが大事か。当然手を洗うほうが良いです」手洗いについては20秒から30秒かけてしっかり洗うのが大事。冷たいからといって適当に洗うのは避けよう。


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■おせちなどを作るときに…

正月といえば「おせち料理」。自分の家で作る人も多いだろう。これに限らず料理の際に注意したいのが器具の処理だ。「加熱処理や可能ならハイターを使っての処理ができると良いです」とコメント。加熱処理はウイルスの活性を失わせる有効な手段だ。

器具に限らず、リスクを避けたい場合は食べ物の加熱処理も有効。また年末年始で少し食卓を豪華にしたいと生牡蠣を食べる人もいるかもしれない。

これについて「リスクをとって食べる」と担当者。今更知っていると高をくくらずに流行する季節ごとに再確認したいところだ。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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