氷の上で滑りやすい理由は440万年ナゾだった チコちゃんの回答に驚愕の声

『チコちゃんに叱られる』で、氷の上で滑りやすい理由を解説。その回答に驚きの声も

2019/12/28 07:15

チコちゃん

27日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ「なぜ氷の上は滑りやすい」が話題となっている。

この季節、雪が降ったあとの氷やスケートの氷で滑るといった経験も多くあるだろう。しかし、なぜ滑るか考えたことあるか考えたことがあるだろうか。



 

■「440万年謎だった」

チコちゃんの気になる回答は「440万年もの間ナゾだったけど去年やっと分かった」という。様々な物理法則が判明し、わからない事象のほうが少ないのではと思えてしまう現代科学だが、氷の上で滑るナゾに関しては、去年やっとわかったようだ。

真実が判明する去年までは、2つの仮説が囁かれていたという。「氷を踏むと水が出てきて、水膜で滑る説」と「氷の上を歩くと靴と氷が摩擦で、氷が溶けて水になり、それで滑る」というもの。

しかし、どちらの説も完璧とは言えない不完全なものだった。結局、氷の上で滑ることと水は関係なかったと専門家は語る。


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■原子と分子に秘密が

この世にある全ての物体が、原子や分子で出来ていることはよく知られている。水の分子がたくさんくっついて氷が作られているのだが、その作りに秘密があるようだ。

氷を拡大して見ると1個の水分子に対し、4個の水分子がくっついている。その隣も同じく5個の水分子が組み合わさっている。隙間なく詰まっているため、しっかり固まっている。

しかし、氷の表面側に位置する分子は、2個3個でくっついており構造がゆるくなっているという。「表面で分子が動き回れる状態になっていることで、我々が滑ってしまうのである」と解説し、テーマを終えた。


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■「去年!?」

現代科学でも去年までわかっていなかったという氷のナゾ。440万年もの間解明されていなかったということに視聴者は「去年までわかってなかったの!?」「そんな長いこと分かっていなかったのか…」と驚愕の声が。

氷の上で滑るといういかにもシンプルそうな現象が440万年という長い期間不明だったことが意外だ。実は原理が解明されていない事象が身の回りにもあるかもしれない。

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(文/しらべぇ編集部・Aomi

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