司法の判断に疑問を持ったことがある? 凶悪犯罪者への判決に怒りの声も
疑問の声も多い司法の判断 どう思うか聞いてみると…
2019年12月、複数の凶悪事件裁判が開かれ、その判決を疑問視する声が相次いだ。熊谷6人殺人事件の裁判ではペルー国籍の被告が「心神喪失状態」だったとして、1審の死刑判決が覆り無期懲役となった。
また、2018年に発生した新幹線内での殺傷事件では、無期懲役を望む被告に「望み通り」の判決を下し、被告が法廷で万歳三唱する異例の事態に。
いずれの判決も「司法が遺族の感情を無視している」「なんのための司法だ」と怒りの声が上がっている。
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■司法の判断に疑問を持ったことがある?
「感情に流されず法で裁くもの」である司法。その判断についてどう思っている人が多いのだろうか。
しらべぇ編集部では全国の10~60代の男女1,733名を対象に「司法の判断」について調査を実施。
結果、「司法の判断に疑問を持ったことがある」と答えた人は48.4%。かなり多くの人が「司法の判断」について、なんらかの疑問を持ったことがあることがわかった。
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■年代別で見ると…
司法の判断に疑問を持ったことがある人を年代別に見ると傾向が出た。40代以降になると疑問を持ったことがある人が半数を超え、60代は59.5%にまで達している。多くの事件や裁判の判決を見ているだけに当然の結果ではあるが、ここまで高い割合になるのは驚きだ。
感情に流されないのが司法ではあるが、被害者や国民の想いを反映できていない現状が浮き彫りになった。