正しい初詣の作法は? 神社の参拝方法を図解で紹介
お正月は初詣に行く人も多いのではないだろうか。神社での参拝方法を図解で解説するぞ。
いよいよ2020年お正月。毎年、初詣に行くひとも多いのではないだろうか。しかし、1年経つと参拝方法も忘れてしまうもの。そこで今回は図解で正しい参拝方法を紹介だ。
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■願いごとはNG?
神社ではお願いごとをする人も多いのではないだろうか。しかし、実は本来は感謝の思いをささげるのが神社の参拝。
そもそも、古来から神に祈りをささげるという行為は、人の力ではどうしようもない自然の猛威のなか、食物の恵みに対して感謝をささげるものだったのだ。
先日行われた、「大嘗祭」も、神に五穀豊穣の感謝をささげるもの(※即位以外の年は「新嘗祭(にいなめさい)」)ということから、いかに大切にされてきた心情かが伺える。
そう考えると、まずは1年無事に過ごせたことを感謝して、来年の抱負などを言うのがいいかも。
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■まずは手を清めよう
では、現代で正しいとされている参拝方法はどのようなものだろう。まずは神社に入る際に鳥居で礼をしたら、手を清めることから始める。その際の方法がこちらだ。
神社は清浄な場所で、鳥居をくぐるとそこは神域とされている。そのため、しっかりと手を清めることが大切なのだ。
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■二礼二拍手一礼
手を清めたら、いよいよ参拝だ。最近は御朱印やおみくじを先に行ってしまう人もいるが、ここは参拝=挨拶と考え、まずは参拝をするのがよいだろう。
現在、多くの神社で定められているのが「二礼二拍手一礼」。二度深いお辞儀をして、二度の拍手、最後にもう一度お辞儀…というものだ。
そもそも神社の参拝方法というのは、社によって違う場合もあり、現在スタンダードとして広まっているものは、明治に時代が変わる際、新政府と神社本庁によって周知されたもの。
また、長い歴史のなかブームや民間で噂されたものが、いつのまにか追加されている場合も。なので、一番重要かつ変わらないのは気持ちなのではないだろうか。