トランスジェンダーのカップルに赤ちゃん誕生 精子ドナーは女性として暮らす元男性
「6年かけてようやく希望をかなえたよ」という元女性が、出産までの苦労を明かした。
女性として生まれたものの、「男として生きていこう」と決意したある人物。しかしいつしか家庭を望むようになったというが恋人も元女性とあって、第三者からの精子提供を受け自分で赤ちゃんを出産したという。
■元女性の妊娠願望
英国で暮らす現在39歳のある男性は、生まれたときは「女の子」。しかし「僕は男だ」という気持ちが強かったため12年前に男性として暮らし始め、男性ホルモン療法を受け始めた。そのおかげで立派なひげも生え、外見もすっかり男性的になった。
しかし今から6年前のこと、この男性は「赤ちゃんが欲しい」と強く願うように。赤ちゃんは産める体のままだったこともあり思い切ってホルモン投与を中止したところ、生理が無事に復活したという。
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■トランスジェンダーの協力
この男性の恋人(28)も、やはり女の子として生まれたトランスジェンダー。よってどちらにも精子がないため、子供を望むふたりにある人物が精子を提供してくれたという。
その人物もまたトランスジェンダーで、現在は女性として生活しているが精子は十分にある状態。その精子を用い人工授精を試みたところ、妊娠に至ったという。