令和初の200勝投手は誰? 170勝ラインの現役投手たち

投手分業制が進んでいながらも達成候補者がいる200勝。令和初は誰が達成するのだろうか。

2020/01/04 08:40


野球
(Candice Estep/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

先発投手にとって大きな目標の1つになる「200勝」。投手分業制などの影響で達成が難しいとされる記録だ。事実、90年代以降に達成したのは北別府学工藤公康野茂英雄山本昌黒田博樹の5人だけ。令和になって新たな200投手が誕生するのだろうか。



■令和初は早くても21年か

達成者が少なく、2000安打に比べると非常に難しい記録だが、現役投手で可能性が高い人もいる。現時点の通算勝利数や年齢、状態などを加味すると筆頭格に上がるのは米ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手だろう。

ルーキーイヤーから注目されていた彼だが、気づけば日米通算174勝まで数字を積み重ねてきた。記憶に残っている13年のシーズン無敗での24勝があるが、それ以外のシーズンでもプロ2年目の08年以外はすべて2ケタ勝利。

これまでの勝利数を鑑みると21年シーズンにも達成できるだろう。


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■小さな大投手に可能性も

田中と同じく通算で170勝以上の現役投手は日本球界にも3人いる。19年シーズンの結果を踏まえて可能性があると言えるのは東京ヤクルトスワローズの石川雅規投手だろう。171勝、20年に40歳を迎える大ベテランだ。

2ケタ勝利は15年から遠ざかっているが、19年は開幕ローテーション入りをはたしてチームトップの8勝をあげた。現役引退の文字もちらつく年齢ではあるが、円熟味を増した投球で残り29勝を稼ぐ可能性はあると言える。


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■大ベテランの復活はありえるのか

そしてベテランの中でも読売ジャイアンツの岩隈久志、埼玉西武ライオンズへ復帰した松坂大輔も170勝以上を記録している。しかし19年、岩隈は1軍登板なし。松坂も勝利がなかった。

年齢も岩隈が39歳、松坂が40歳で迎えるシーズン。近いようで遠い数字と見て間違いない。達成が難しいとされながらも可能性をもった投手がいる。令和初の200勝は誰が実現するのか。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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