「たこあげ」の由来をチコちゃんが解説 江戸時代には「イカ」だった?
『チコちゃんに叱られる』で「たこあげ」の「たこ」について紹介。まさかの理由に困惑の声も
3日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ「たこあげはなんで『たこ』なの?」が話題となっている。たこあげの「たこ」はどこから来ているのだろうか。
■「イカが禁止されたから」
チコちゃんの気になる回答は「イカが禁止されたから」という。昔の日本で起こった出来事が関係しているようだ。
平安時代に伝わったたこあげは、当時「紙鳶」と呼ばれていた。紙鳶は魔物や病気などが風に乗ってくるのを防ぐ「厄払い」の道具として使われていた。それが転じて縁起物として扱われるようになった紙鳶は、全国に広がり月日と共に様々な形に変化した。
江戸時代には、空中でバランスを取るために数本の紙や糸が付けられたものが主流となった。ヒラヒラとついた足が海のいかのように見えたことから「いか」「いかのぼり」とも呼ばれるように。
関連記事:1日3食である理由をチコちゃんが紹介 明かりの普及で一変した生活習慣
■いかのぼりは大人気
江戸時代にはいかのぼりは大流行。子供だけでなく大人も遊ぶようになった。その流行は徳川三代将軍である家光もいかのぼりで遊ぶほどであった。流行したいかのぼりで誰が高く上がっているか競うことも増えたという。
競っている間に、いかのぼり同士がぶつかり落下する事故が多数発生し、死傷者が出ることも。ときには火のついたいかのぼりが江戸城に落下することもあったという。これを見た江戸幕府は町奉行を通じて「いかのぼり禁止令」を発令した。