飛行機のエンジンに「幸運のコイン」投入 男性に186万円の支払い命令
高齢者だから、初めての空の旅だからと大目に見てもらってきたその行為。しかし今後は…。
■「厳重注意」の時代が終わる
これまでコインを投入するのは地方在住の高齢者がほとんどで、航空券が高額ということもあり、ほとんどが厳重注意で済んでいた。
だが、ラッキー・エアはついにコインを投入した本人あるいは家族に被害額を請求することを決断。裁判所もその訴えを認め、このほど男性には12万人民元(約186万円)の支払い命令が下った。
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■かねてから厳罰を望む声
わかっているだけでも同様の事件が8回も起きている中国。かねてから、「厳罰や民事訴訟が待っているという認識が搭乗者側にも必要だ。本人が知らなくとも家族が責任をもって教えるべきだ」という世間の声があり、それもラッキー・エアの決断を後押しした形だ。
特にこのコイン投入行為が頻発した昨年には、中国語と英語の両方でそれを禁じる看板をターミナルに設置する空港が現れて話題になった。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)