「JR外房線が始発から激混み・ヤバすぎ」は本当か? 総武線のほうがヤバかった
JR外房線が始発から混雑しているという投稿は本当7日
■「2040年頃までは増加傾向」
鉄道の混雑率の目安は、以下の通りだ。
国土交通省によると、2017年度の三大都市圏主要区間の平均混雑率は、東京圏:163%、大阪圏:125%、名古屋圏:131%。東京圏では、ここ7年間下げ止まりの状況が続いている。
日本で一番混雑率が高いのが、東京地下鉄東西線199%で、JR東日本総武線緩行の197%と続く。
この混雑率について、国交省鉄道局都市鉄道政策課は、「以前は首都圏の人口が今ぐらいから減っていく予測が出ていたが、最新の統計だと2040年ごろまでは増加していくことがわかった」と話す。
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■「テレワークを推し進めたい」
混雑緩和の具体的な対策については、「複々線化工事などハード面の施策を進めているが、これは運賃に影響したり、人口減少が進む未来への負の遺産となり得る」と主張。
「そのため、ソフト面の対策が重要になってくる。例えば総武線緩行の錦糸町 ~ 両国間の7:34~8:34は197%だが、8:35~9:35 は145%に下がる。これは混雑している路線で共通した現象。そのため、ピーク時をずらした出勤を企業にお願いしたい」とのこと。
「また、働き方改革の一環として、テレワーク(情報通信技術を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方)を推し進めたい。明らかに混雑が見込まれる東京オリンピックの期間を、そのキッカケとなることを期待している」と述べた。
なお、9日には、大和ハウス工業が、2020年7月24日~8月9日(東京オリンピック開催期間)に、東京本社・東京本店、城東支社に勤務する社員約3,000名が、一斉に在宅勤務やサテライト勤務を行う「2020年夏季スーパーテレワーク」を実施すると発表している。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)