『出雲と大和』展開催レポ 古代のおかしな文化財が大集結
本日から島根県と奈良県がタッグを組んだ『出雲と大和』展が開催。しらべぇ取材班は一足お先にチェックしてきたぞ。
東京国立博物館(平成館)で、本日15日から『出雲と大和』展が開催された。しらべぇ取材班は一足お先にチェックしてきた。
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■企画から5年
今回の展示は、日本書紀成立1300年を記念して、島根県と奈良県がタッグを組んだもの。現地に行かないとお目にかかれない文化財が一堂に会する。
開会式では、企画立案から5年もかけて実現したものと島根県知事の談。県をまたぎ、さらに取り扱いが難しい文化財を集結させるのに、どれだけ大変だったかが伺える。
展示は、「巨大神殿 出雲大社」「出雲 古代祭祀の源流」「大和 王権誕生の地」「仏と政(まつりごと)」と、4つのテーマに分かれている。
古代史好きでないとあまり馴染みのない名称かもしれないが、古代ロマンの片鱗を時代に沿って味わえる構成だ。
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■出雲大社は大きかった?
まずは島根県の出雲大社の神宝が展示されている「巨大神殿 出雲大社」。
まず目に入ってくるのがこの大きな「宇豆柱(うずばしら)」。出雲大社は古代は48mもあったといわれている。「宇豆柱(うずばしら)」は、実際にそれを支えていた柱とされ、発掘によって伝承の裏付けとなったもの。
ちなみに会場でもひときわ目をひく再現模型がこちら。登るの大変だし怖かっただろうなと想像が捗る。
また、こちらは出雲大社のオオクニヌシノカミが祀られている部屋で使われていた「御簾」だ。
普段入れない神様の部屋の御簾が見られるのは感動ではないだろうか。