「画数が会社に合わない…」 探偵が潜入したぶっ飛びブラック企業とは
社会問題となっている「ブラック企業」。こうした話も探偵のもとには舞い込んでくる。
長時間労働、残業代が支払われない、上司からのパワハラなどブラック企業に関する話題が多い昨今。問題の渦中にいる人が証拠集めなどを目的にして、探偵に相談するケースがある。
今回は総合探偵社ガルエージェンシー蒲田の代表・三宅一弘氏がブラック企業に潜入した際のエピソードを教えてくれた。実際に潜入して目撃した実状はどんなものだったのか。
■電話をかけなければ監視も…
三宅代表が相談を受けたのは昨年の夏ごろ。20代男性からこんな話があった。「勤めている会社がブラック企業じゃないか、証拠をつかんで訴えたい」。
相談した男性はテレフォンアポイントメントの会社におり、給料は電話をかけた時間の成果主義。成約すればボーナスがついた。電話機にはかかっている時間をカウントする機械がつけられており、一定の時間かけないと会社をやめさせられた。
さらに怒鳴ったり、机を蹴ったりの行為は日常茶飯事。「出来の悪いものは個室で監視付きで電話をかけていたようである」との話もあった。
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■時給は高く魅力的
一方で魅力もあり、「その時給は非常に高く魅力的な金額を手にすることができた」。給与だけがすべてではない。先の話を踏まえると環境が悪すぎる。
そこで相談した男性は自力で証拠をつかもうとICレコーダーを持ち込んだ。しかし、あえなく見つかってしまい、その後全員を対象にボディチェックと徹底した持ち物検査が始まってしまった。