「画数が会社に合わない…」 探偵が潜入したぶっ飛びブラック企業とは
社会問題となっている「ブラック企業」。こうした話も探偵のもとには舞い込んでくる。
■いざ潜入
こうなると自力で証拠も集められないため、探偵の力を借りたのだろう。三宅代表は自衛隊出身の調査員を潜入させた。初日、調査員は面接と簡単な仕事を体験した。
経歴については嘘だとバレる可能性が高いため、ほとんど本当のことを伝え、隠しべき部分は隠すなど準備も念入りに行っている。
面接については「非常にフレンドリーで、きれいな女性といかにも営業マンといった感じのさわやかな男性から簡単な質問を受けた」とブラック企業らしさはない。
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■就業体験の隣で…
「就業体験もわかりやすく丁寧」と面接から引き続き、いたって普通のようだ。しかし、この体験の隣で怒鳴り声が聞こえたそうだ。そして2日目にその洗礼を受けた。
調査員は誰よりも早く出社して掃除などを行っていたが、社員に「そんなことしてるんなら電話しろ!!」と怒鳴られた。
さらに室内を眺めると、備品はほぼ全部ぼこぼこ。指導する社員がアポインターの頭を小突いてにやにやしている。実際に営業へ行く社員が見当たらないなど会社とは思えない実状を目の当たりにした。