「画数が会社に合わない…」 探偵が潜入したぶっ飛びブラック企業とは
社会問題となっている「ブラック企業」。こうした話も探偵のもとには舞い込んでくる。
■腕が上がらないほど電話
しゃべる内容についてはマニュアルが用意されているため、頭を使わなくて良いそうだ。ただ、電話の回数と時間がすべてであるため、「半日もやると腕が上がらなくなってくる」。
ほかの社員を見ると肘を付きながら、受話器を机に置いて頭をつけるといった手法で電話をかけていたという。これが出来ると優秀とのこと。調査員は昼食も食べることなく仕事に励んだようで、調査とはいえ全力で業務に取り組んだ。
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■突然の解雇通告
こうして会社に馴染んで証拠も確保――といきたかったところだが、予想外の出来事が待っていた。副社長と呼ばれていた女性から突然の解雇通告を受けたのだ。
「画数がその会社には合わないらしい」なんと姓名判断を理由に解雇された。「会社に災厄をもたらす男だと断定され、交通費2000円だけ渡され、退職」とあまりに非現実的な事態を前に調査員は会社を去った。
■信じられない出来事ではあったが…
誰も予想できなかった突拍子もない解雇。いくら優秀な探偵をもってしても確固たる証拠が取れなかった凄まじい会社だ。これで相談した男性も万事休すか。
しかし男性から「労働基準監督署に行く勇気が出た」と話があったそうだ。彼は少しホッとした顔をしており、「調査員の苦労が報われた瞬間だった」と三宅代表。男性にとって良い未来が待っていたと信じたい。
※実在の個人・企業・団体等の特定を避けるため、一部情報を編集部で加工しています。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)