「相談と言われてしまうと児童相談所は動けない」は本当? 厚労省や自治体の見解は…
投稿に書かれいる内容が事実なのかについて、関係各所を取材したところ…
■「一番重要なのは内容」
横浜市中央児童相談所虐待対応地域連携課は、取材に対して、「一番重要なのは、内容であり、相談であろうと通告であろうと、緊急性があれば、48時間以内にその場所に駆けつける」と話す。
「通告の一言があれば、その通話内容を録音すると投稿には書かれているが、ほとんどの自治体では、通話の録音は行っていないはずだ」と語る。
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■児童の学校への直接訪問も実施
児相では、厚労省の相談内容を記載する様式に沿って、電話などで聞き取りを行い、その内容を管轄部署で協議している。
また、家庭訪問し、不在の場合は、「連絡するように」というメモを残したり、必要があれば、児童の学校への直接の訪問も行っているとのこと。
横浜市では、虐待の専用ダイヤルを設けているが、深夜などに相談が寄せられて、児童の生命・身体に危険が及ぶような場合には、警察に連絡するようアドバイスも行っているという。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)