『あでらんすの鐘』この意味分かる? 「覚え違いタイトル」が再び話題に
思わずわらってしまう間違いがあると福井県立図書館の「覚え違いタイトル集」が話題を集めている。
■度々話題になっているが…
吉川氏はこのページの担当者としては3代目。5~6年の長期に渡って覚え違いタイトル集に関わっている。12年活躍するページだけあって、「3~4年おきに話題になっています」とコメント。今回のような注目のされ方であっても「ありがたい」という。
元々はレファレンスサービスの認知度を高めるといった役目があったが、お硬いイメージのある図書館でゆるい間違えを取り上げることで「図書館を身近に感じてほしい」との思いが強い。吉川氏は取材中に何度もこの言葉を繰り返した。
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■問い合わせフォームもあるが
ページにある事例は福井県立図書館の問い合わせフォームから寄せられた情報もある。しかし「9割は当館での事例です」と吉川氏。寄せられた情報などはすべて掲載している。
ちなみに吉川氏が実際に体験した事例で印象に残っているのが「『主婦の友』とかでよく見るんだけど、名前が読めない人の本」との問い合わせだ。こちらもページに掲載されているが、名前が読みにくそうな著者名の本を集めて、利用者と1冊ずつ確かめていった。
そしてたどり着いたのが「奥薗壽子(おくぞの・としこ)」の本だったという。