「毎日図書館に来て…」 実際にあった怖すぎるストーカー行為
ストーカー被害が後を絶たない世の中。実際に相談を受ける探偵はどんな現場を見てきたか。さらに対策についても聞いた。
時代が変わっても尽きないストーカー被害。ネット上でストーカーについて検索してみると、「書かれた手紙や服などを一方的に渡す」や「電話で200回以上、一方的に連絡をする」といった比較的新しいニュースも見つかる。
ストーカー事案が幾度となく報じられていても、表に出ない事案も世の中には存在しており、その恐ろしさを理解しきっている人はすくないはず。
そこで今回は総合探偵社ガルエージェンシー横浜駅前と千葉駅前の代表を務める吉田容之氏に実際に取り扱ったストーカー事案の話を聞いた。
■司書を襲ったストーカーの魔の手
吉田代表が教えてくれたのは神奈川・横浜市で図書館の司書として働く20代半ばの女性(以下、Hさん)からの依頼だ。なんでも彼女は勤務中、頻繁に図書館に来る60歳代の男性(以下、S)からつきまといなどのストーカー行為を受けていたという。
この男性の行動は本人以外では気づきにくく、他の職員から「Hさんの気のせいではないのか?」と言われてしまったことも。そこでビデオカメラによる撮影など、特別に許可を得て調査を開始したそうだ。
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■読書と思いきや視線は…
Hさんはカウンター付近で業務を行っており、その付近に吉田代表ら探偵が待機した。そしてSが図書館にきた。彼女のいるフロアに入ると数冊の本を手にとり、カウンターから少し離れた場所に座った。
そして探偵はある場面に遭遇した。「遠目から見ると本を読んでいるように見えるが若干の違和感を覚え、ビデオカメラをズームすると、Sは本ではなく横目でHさんを凝視していた」。