「毎日図書館に来て…」 実際にあった怖すぎるストーカー行為
ストーカー被害が後を絶たない世の中。実際に相談を受ける探偵はどんな現場を見てきたか。さらに対策についても聞いた。
■探偵たちも怖がるほどの視線
このときの状況を振り返り吉田代表は「やや充血した目でHを目で追う様子は男の私から見ても怖いと感じたほど」とコメントしている。Hさんがほかのフロアに移動するとSも追従し、同じ行為が繰り返された。
数日にわたる調査でHさんの退勤前にはSが帰宅するため、自宅までついていくことはなかった。しかし勤務中に読書のフリをしてHさんを凝視する異様な行動は続いた。
その後、Hさんは探偵が撮影した映像を警察に持参。警察はSに対して口頭注意とストーカー行為をしないという誓約書を書かせた。
図書館にも近づかないように指導もされたといい、これを機に来館することもなかったそうだ。さらにHさんも別の図書館に異動したため、ストーキングの心配はなくなった。
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■どんな人が気をつければ良い?
いつどこでストーカー行為を受けるかわからないが、どういった部分に気をつければ良いのか。吉田代表にストーカー被害者の共通点について聞いた。加害者側の好みもあるため、特に外見の共通点を挙げるのが難しいとしつつ、ある特徴を教えてくれた。
「接客しただけというような顔見知り程度の人物からストーキング行為を受ける被害者は、見た目が『おとなしそうな人』が多いように感じます」とコメントした。
また、「誰にでも笑顔で対応する・怒らない・はっきりと断らない」といった性格や人に対する接し方なども傾向として多く感じるそうだ。