バスで白髪の男性に席を譲ったら…　「怒られた理由」にショック

バスや電車などの公共交通機関で、「高齢者に席を譲る」というのはごく一般的に知られているマナーであるが、ときにその優しさが「失礼」だと考える人もいるようだ。

『Yahoo！知恵袋』に、バスで座席を譲った際の出来事についてつづられたトピックが、波紋を広げている。

■白髪の男性に席を譲ったら…

投稿者が母親とともにバスに乗っていたときのこと。白髪のスーツ姿の男性が立っていたため、「どうぞ」と言って投稿者は男性に席を譲ったという。

すると、その後母親から「その人は席を譲る年齢じゃなくて、失礼になる」と注意されてしまったというのだ。

このことに、投稿者は「やっぱり席を譲られたら傷つくものなんですか？　良ければマナーを教えて下さい」と意見を求めている。

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■「誰も席を譲れなくなる」

こちらのトピックには、投稿者の行動自体は尊いものであり、「別に失礼にはならないと思いますよ、まあ変な老人も確かにいますけど」「相手に好意を示すのに失礼になるかどうかをそこまで過敏に考える必要があるのかが疑問です」といった声が多数寄せられた。

また、「あなたの母親みたいなことを気にしていたら、誰にも席を譲れなくなりますよ」といった声もあがり、「差し伸べられた善意に謝意を示して、不必要ならお気持ちだけありがとうと断ればいいだけの話ですから」と、投稿者をフォローするユーザーも見られた。

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■約6割「マナーは難しい」

マナーの難しさについて考えさせられるこちらのトピック。なお、しらべぇ編集部が全国の10代～60代の男女1,733名を対象に実施した調査でも、全体でおよそ7割もの人が「マナーは難しいと感じたことがある」と回答している。

高齢者だと思われて席を譲られたことにショックを受ける人は、一定数存在するのかもしれない。しかし、本当に席を必要としている人に誰も声をかけられなくなる社会になってしまうほうが、悲しいことではないだろうか。

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（文／しらべぇ編集部・衣笠 あい）