中国ジャーナリスト、武漢から動画投稿 現地の状況訴え「中国を助けて」
中国のフリージャーナリストが単身武漢入り。海外ニュースでは伝えきれていない、切実な現状を報道した
■先進国へ向け「中国を助けて」
動画の終盤で陳氏は、過去に中国で疫病が発生した歴史を振り返り「中国はもう同じ轍を踏んではいけない」「正しい情報がきちんと国民に伝われば、人々はウイルスに打ち勝つことができる」と涙ながらに語っている。
次いで、医療技術が発達した先進国に「中国を助けてください」と懇願。「助けてもらったとしても、中国は再び民主国家を罵り、敵対勢力だと吠えるだろう。中国政府とはそういうものだ。しかし国民全員がそう思っているわけではない」と、政府の発言が国民の意向ではないことを伝えた。
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■現在の武漢は…
彼は連日撮影した動画をYoutubeチャンネルにて公開しており、28日現在武漢は比較的落ち着いていると報道。連日海外メディアが報道している病院の混雑は既に収束しており、スーパーマーケットにも食料が入り始めたそうだ。
しかし、未だマスクや防護服などの医療物資は不足している様子。外部の友人に支援を求めたものの武漢市民の統率が全く取れておらず、物資をどう届けるのかすら決められない状態であると嘆いている。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)