元ヤクルト・バーネットが現役引退 日米のファンから労いのメッセージ

ヤクルトやMLBで活躍したトニー・バーネットが自身のインスタグラムで現役引退を表明した。

2020/01/29 20:20


 

■ヤクルトでのチャンスをしっかり掴んだ

ダイヤモンドバックスのドラフト指名を受けてからヤクルトに入団するまで、マイナー経験しかなく、まさに「くすぶっていた」状態。そんな彼の人生を変えたのは間違いなく日本球界だろう。

1年目の10年は成績が上がらず一旦は自由契約に。その後、再契約し先発から救援に回ってから快進撃が始まった。12年にストッパーとして大活躍し、33セーブで最多セーブ投手を獲得。15年にも41セーブを記録し、タイトルを再び奪取している。


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■オールドルーキー

15年の最多セーブ、そして契約満了を受けてポスティングでのMLB移籍を模索。この制度だと移籍が成立した際にヤクルトへ獲得球団から譲渡金が入る。アメリカでのプレー経験があるにも関わらず、この制度を使うのは異例だがヤクルトへの感謝もあり希望した。

結果的に自由契約になってしまったが、初のメジャー契約が成立。レンジャーズでは32歳(当時)のオールドルーキーとして注目され、チームの地区優勝に貢献した。レンジャーズブルペンに欠かせない存在まで成長し、躍動する姿は日本のファンの印象にも残っている。

19年にシカゴ・カブスへ移籍し、ここが終着駅に。MLB移籍後は各メディアでヤクルトへの恩義を度々話していた。こうした姿勢は日米双方のファンの心を掴み、唯一無二の魅力をもった助っ人投手。指導者としてまた日本で見られる日が来るだろうか。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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