台湾、マスク不足で「1人3枚まで」の購入制限 炎上騒動も勃発

新型コロナウイルスの影響でマスクが品薄に…。台湾の現状をレポートした。

2020/01/29 19:20


 

■マスク戦争による炎上が勃発

輸出を禁じたにもかかわらず、マスクは十分な在庫を保っているとは言えない。そんな中、一部の芸能タレントや、元総統の馬英九らが「マスクを寄付しないなんて!」と聞くに堪えない程の罵詈雑言をSNSなどに投稿しはじめた。

彼らはネット民から「台湾人ですらマスク買えてませんけど?」「政府は国民を守っているのですが」「お前が今持ってるマスクを寄付してやれ」といったお叱りを受け、大きな騒ぎとなっている。

そもそも台湾のマスクは、中国からの輸入に頼っていた割合も少なくないのである。こうした状況になったため、しばらく輸入分は期待できないだろう。現在8人の発病が確定している中、寄付をしたくてもできないのが実情だ。

実際、ドラッグストアのマスクは1枚も残っていない。

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■今後の台湾は…

1月30日から旧正月の連休が明け、工場の稼働が始まれば現在のような品薄状態は解消されると思われる。政府は厳しい検疫と検査を行っているため、国民に安心してほしいと発信すると同時に、手洗い、及びマスクの着用を日々呼びかけている。

現在台湾では病院に入る際も体温測定が必須となっており、マスク未着用ではお断り。基本的に正門のみ解放し、警備員が一人一人チェックする厳戒態勢をとっているようだ。

お陰で台湾の友人たちは「最大限の自衛はするけど、あんまり心配はしてない」とほぼ通常通りの生活を送っている。この徹底ぶりは、日本も見習うべきなのではないだろうか…。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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