猪狩ともか、車椅子移動に不便を感じた日 「被害妄想が止まらず…」
仮面女子・猪狩ともかが自身のブログを更新。車椅子移動で不便を感じた日についてつづった。
アイドルグループ・仮面女子の猪狩ともかが、自身のブログを更新。車椅子で生活している彼女だが、不便を感じた1日についてブログで触れた。当事者でなければ中々気づかない部分もあり、考えさせられる内容だ。
■タクシーの予約が取れず
猪狩は「移動弱者なんだなぁと実感する出来事がありました」と28日の出来事を振り返った。普段は事務所の「猪狩カー」と呼ばれる車で迎えが来るという。この日はタクシーでの移動だったのだが、前日夜の段階で雪の影響で予約できないと言われたのだ。
当日の朝に改めてトライしたが、今度は予約がいっぱいとの返事。ほかのタクシー会社にも電話がつながらず、この日は電車移動となってしまった。
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■雨で濡れたがタイヤが…
駅に向かう途中だったのか、「雨で濡れたタイヤでアウターの袖がビショビショになって凹み…」と上着の袖口が汚れている画像を投稿。さらに駅でも「次来る電車は車椅子スペースがないタイプなんですって言われて凹み」。
車椅子のスペースがないとドア付近で邪魔になってしまい肩身の狭い思いをしてしまう。そのため、「あんまり好きではないです。苦手です」とコメントしている。
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■終着駅でのアナウンスに
終着駅のアナウンスも気になったという。「お客様対応を行っていた為、到着が遅れまして申し訳ございません」と放送があったが、遅延していたのは猪狩が乗車する前からだ。
しかし「きっとわたしの乗降とは関係なく何かあったのだろうけど、周りは『あぁ、こいつのせいか』って思ってるのかな…とか被害妄想が止まらず」と気負いしてしまったようだ。
さらにイベント会場でも遠回りをするなどの出来事があったようだ。当事者だからこそわかる悩み。周囲の人もこうした事態がありうると頭の片隅に入っていれば、車椅子の利用者がより移動しやすい環境になるのではないか。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)