国民民主党・近藤和也青年局長に聞く 「少子化対策にもなる0歳投票権の検討も」

各政党で若い世代向け施策を担当する議員はどのような政策を考えているのか。インタビュー第二弾は国民民主党の近藤和也青年局長だ。

近藤和也衆院議員

各党の青年局長・若者担当議員に聞くインタビューシリーズ、第2弾は、国民民主党で青年局長を務める近藤和也衆院議員だ。

近藤氏は、石川県中能登町出身の46歳。野村證券社員から転身して、2009年の衆院選に旧・民主党から出馬し初当選(石川3区)。民主党から民進党に移行し、2017年の衆院選では希望の党公認で比例復活当選。2018年に結党した国民民主党に所属している。



 

■国民民主党の青年局とは

民進党は、2017年の衆院選直前に希望の党への合流組と立憲民主党に入党組する議員に大きく分かれた。

「県連の組織と参院議員は民進党に残り、衆院議員は希望の党に行ったため、国会議員が所属する青年局と地方議員などが所属する青年委員会が別れ、それが今も続いています」と近藤議員。

現在は、青年局長を近藤氏が、青年委員長は山口市議会議員の部谷翔大氏が務めている。昨年、初めて青年委員長の選挙を公開討論会とともに行い、選ばれたのが若干27歳の部谷議員だ。オープンな議論を重んじるのは、民主党の流れを組むやり方と言えるかもしれない。

近藤:今年、青年局・青年委員会で台湾に行った際に、対外的に「国会議員である青年局長がトップ」という位置づけでしたが、今後また一本化していくべきか悩ましいところもあります。


一時期衆院議員が違う組織(希望の党・立憲民主党)に行ってしまったために、置いていかれた状態になった地方議員の若い方々が、せっかく「じゃあ自分たちでやろうよ」となって自立心が根付きました。これを捨て去るのももったいないな、というのが今の思いです。


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■災害ボランティアも実施

国民民主党の青年局・青年委員会は、災害ボランティアも積極的に行っている。

近藤:これは、民進党からの流れを引き継いだもので、一昨年は岡山の際に3日間、広島で2日間、愛媛で2日間、全体で200名ほど集まりました。若いということで、体力や機動力もあり、昨年も、長野、千葉、茨城に行っています。


災害は、時間を追って変化していきます。また、いろいろなところからたくさんの人が集まるときに、その自治体がどう対処していかなければいけないか、作業しながら、自分の地域だったらどうすべきか、国政としては何をすべきかということも考える機会になります。

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