社会派とんかつ店の”無料食堂”張り紙が話題に 「これまでに350名以上が利用」

子供の貧困にも取り組む、人気とんかつ店の「とある貼り紙」の意図とは…

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2020/02/02 09:00

まるかつ
(画像提供:まるかつ)

日本の子どもの貧困率は今、OECD加盟国の中で最悪の水準にある。日本の子どもの貧困率は、1980年代から上昇傾向にあり、今日ではじつに7人に1人の子どもが貧困状態にあるとされている。

そんな中、2018年5月から、子供にお腹いっぱい食べさせてあげるための無料食堂を続けるとんかつ店の張り紙が話題を呼んでいる。しらべぇ取材班は、そのお店から詳しく話を聞いた。



 

■店内にはさまざまな張り紙が

奈良市にあるとんかつ店「まるかつ」。大エビフライやからあげも大人気のお店だが、店内にはじつに150枚以上の張り紙が掲出されているという。中には、しばしば論争になる「からあげレモン問題」にまつわるユニークなものも。

お客さん同士で、「からあげにレモンをかけるかどうか」で議論されているのをスタッフが2回目撃。実際に無断でレモンを搾って「あ~、なに勝手にかけてんねん!」といった場面もあったという。

このお店では、低温の油でとんかつを揚げているため、注文してから料理が出てくるまでに少し時間がかかる。「その待ち時間に少しでも気を紛らわせていただけるように」との思いからさまざまな張り紙を掲出したと語る。


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■延べ350名以上が利用

SNSで話題となった大好評の無料食堂も、スタートから今年の2月1日までに、延べ350名以上の利用があったという。

店側も予想以上の反響に驚いているとのこと。「貧困家庭の問題、児童虐待のニュースなどについて報道で知って、何かできることは…と考えて、あくまでもできる範囲で行っています」という。

「おかげさまでお客様にもご理解いただき、むしろ応援にと全国からお越しいただく方も増えました。本当にありがたいです」と感謝の気持ちを述べた。


■「無料食堂の広がりに期待」

お店の「一番のオススメメニューは?」と問うと、「『大えびフライ』も人気ですので、とんかつとえびフライを一度に楽しんでいただける『ミックス定食』がおすすめ」とのこと。

最後に、「これをきっかけに、無料食堂のことがますます必要とされる方に届くと嬉しい」と語った。

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(文/しらべぇ編集部・おのっち

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