「固定電話恐怖症は甘え」 元営業がネット上の定説を否定したいワケ

情報番組で取り上げられて注目を集めている「固定電話恐怖症」。完全に甘えであるという見方もあるようだが…。

2020/02/06 05:45



■元営業のぶっちゃけた見解

現在アラサーである記者は、いわゆる「ゆとり世代」である。新卒時は何かミスをしでかす度に「これだからゆとりは…」というため息の洗礼をこれでもかというくらい受けてきた。

また、配属初日に直属の先輩から受けた指示は「内容が分からずともまずは電話に出ろ」「電話に出ることが仕事の理解に繋がる」というものだった。確かに電話に出ることで「敬語が使えない社員」や「やたらと電話をかけてくる早口の男性」の名前などを覚えることができたが、果たしてそれが仕事面でプラスに起用したかは疑問が残る。

むしろ課内には事務担当の人物もいたため、「最初からその人に任せたほうが良いのでは」と感じていた。


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■恐怖症を乗り越えるには…

またツイッターでは、とあるユーザーの体験談が話題を呼んでいる。「固定電話が苦手」というツイート主は職場で初めて電話に出た際、緊張のあまり電話口の相手が「男性である」という情報しかキャッチできなかったそう。

相手の会社名どころか名前すら謎に終わった電話対応ではあるが、当時の上司は「(電話を)取ったのが偉い!」「次は名字だけ聞き取ってみよ!」とツイート主の肩を押してくれたという。

電話対応のミスを「叱る」でなく、「褒める」という形でリカバリーしたエピソードは多数のユーザーの共感を集め、投稿から約6時間で2万件以上のRTを記録している。

恐怖心とは、追い詰められるほどに悪化していくもの。「何でできないんだ」などの厳しい言葉が「固定電話恐怖症」を助長させているのは、間違いないだろう。

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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ

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