「俺はコロナウイルス感染者」嘘でフライト緊急着陸 ミュージシャンを逮捕
世の中にはやって良いことと悪いことがある。28歳にもなって、その判断ができないとは…。
■説明があやふやだった男
しかし、男から感染を思わせるような熱や症状が確認されず、「新型肺炎の流行地から戻ってきたところだ」と言いながら、Wuhan(武漢)をHunan(湖南省)と話すような怪しい点が多かった。
空港警察に厳しく問い詰められると、男は「インスタグラムに投稿するいたずら動画の撮影が目的だった」と説明し、その場で逮捕された。3月9日に裁判所への出頭が命じられている。
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■売れっ子になりたくて
自身について、ポトク・フィリップ(Potok Philippe)という名で活動するレゲエ・ヒップホップミュージシャンだと説明した男。
「ジャマイカには年に4〜5回旅行し、音楽活動のための動画を撮影している。今のタイミングでこの動画を配信すれば、世界じゅうの注目が集まると思った」と話し、性格はあくまでも自己中心的だ。
激怒した243人の乗客にはカナダのメディアを通じて謝罪したポトクだが、なおも「オレのしたことはそんなに悪いことなのか」とこぼしている。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)