フランス人が『日本の電動自転車』の性能に感動「コスパも走りも世界レベル」
フランス人もびっくり、日本の最新型電動自転車『TB1e』の性能とは
提供:ブリヂストンサイクル
東京や京都、大阪に博多など、日本には外国人も多く訪れる、世界的に観光地としても有名な都市がたくさんある。
しかし、観光地から少し離れた郊外や田舎に行くと、美しい自然や都会では味わえない体験ができる場所もあるのだが、行きづらいせいかあまり知られていないことがほとんど。
■フランス人「日本の田舎をもっと楽しみたい」
「日本には素晴らしい場所があるのに、せっかく観光に来てくれた外国人が行けないなんてもったいないネ。僕は田舎の風景が超好き。どうにかしてみんなが楽しめる方法はないかナ?」
と語るのは、日本で俳優やモデルとしても活躍するフランス人のロマンさん。東京オリンピックが開催されて外国人も多く来る2020年に、彼の言うとおり簡単に日本の田舎を楽しんでもらえる方法はないのだろうか…?
■ブリヂストンサイクルからアツいオファー
そんなことを思っていると、ブリヂストンサイクル株式会社からそんな悩みをばっちり解決してくれそうな、新型電動クロスバイク『TB1e』を貸してくれるというオファーをもらうことができた!
従来モデルよりも航続距離が40パーセントアップし、1回の充電で最大130kmも走れるスタイリッシュな電動クロスバイク。これなら田舎を十分に走ることができ、観光にも使えるのではないだろうか?
■性能を検証するために熊本県へ
TB1eの実力を測るためにロマンさんとやってきたのは、以前ロマンさんが訪れてその絶景を気に入ったが、車が無くてあまり景色を長く楽しめなかったという、熊本県阿蘇市の阿蘇山ふもとにある阿蘇駅。
ここからTB1eで阿蘇山頂を目指し、どれだけの時間で行けるのかと、そもそも電動クロスバイクでもツラくないのか、バッテリーはどれだけ残るのか、TB1eで田舎の観光を楽しめるのかを調査するのだ。
このコースは阿蘇サイクルツーリズムマップでは上級コースに設定され、平均斜度は上り5.3パーセント。普通の人が自転車で行くのは相当ツラいレベルである。
■カッコよさに驚くフランス人モデル
TB1eを初めて見て「うわっ! めちゃカッコいいじゃん!」と興奮気味のロマンさん。TB1eのカラーは4色あるが、今日乗るのはアクティブな印象の鮮やかなネオンライム。フォルムもスタイリッシュなことから、現役モデルも納得のビジュアルのようだ。
「これって前輪にモーターが付いているのか…後ろは人力で漕ぐ感じだから、バランスもスゴく良さそうだネ」と、一発で見抜く。
左ブレーキをかけたときと走行中にペダルを止めたときに自動的に充電される『走りながら自動充電』機能もあると説明すると、その技術に驚いていた。
■サイクリング開始!
さっそくヘルメットを着け、TB1eで阿蘇山頂へサイクリング開始!
ちなみにTB1eはアシスト力が強い順にパワーモード、オートモード、エコモードの3種類の走行モードが選べる。
ロマンさんには「平らな道はエコモード、坂になってきたらオートモード、めっちゃキツくなってきたらパワーモードにして、どれぐらい走ったか教えて」と伝えてある。
■坂道もオートモードで余裕
阿蘇駅を離れるとすぐに森のようなゾーンになり、傾斜はキツくなる。さっそくパワーモードにしたかな? と思い彼が来るのを待つと、なぜか余裕の表情を見せていた。
「これホントにフルパワーじゃないの? アシストが想像以上に効いてるから、ぜんぜんツラくないヨ!」と、まだ3キロしか走ってないのにその性能に感動しているようだ。
「じゃあまたあとで! チャオ!」と、フランス人っぽい挨拶をしつつ先へ向かうロマンさん。その後を記者も車で追いかける。
■和牛と戯れるフランス人
森のようなゾーンを抜けると一気に開けた場所になるのだが、その途中でロマンさんは自転車を停め、なにかをジッ…と見ていた。
ロマンさんが何を見ていたのかというと、なんと阿蘇の特産品でもある赤毛の和牛『あか牛』。
「フランスの田舎を思い出すネ~」と、和牛たちと戯れるロマンさん。バスや電車だとこうやってちょっと立ち止まるのも難しいので、自転車ならではの醍醐味である。
ちなみに、TB1eにはサイドスタンドやサークルロックが標準で装備されているため、鍵をかけるために立てかける場所を探す必要もなく、すぐに停めることが可能だ。
■わりとキツい傾斜でもオートモードで余裕
次の目的地は、このコースを上り切った場所にある『草千里展望所』。ここは阿蘇山の火口を見られる場所で非常に見晴らしがよく、多くの観光客が訪れていた。
和牛がいた場所からここまでの坂はかなりキツいのでさすがにパワーモードにしただろうと思いきや、ロマンさんは「え、パワーモード!? 使わなくて大丈夫! ぜんぜんOKネ!」と、まさかの余裕っぷりをまた見せてくれた。
■阿蘇の大自然をサイクリングで満喫
ここからは下り坂なので、スイスイと走りロープウェイ乗り場へ到着。しかし、悲しいことに阿蘇山の噴火が続いたことで、ロープウェイは取り壊しになっていたのであった。
ロープウェイには乗れなかったもののその景色は素晴らしく、阿蘇の雄大な自然を心から満喫。TB1eもサマになる美しさだ。
■片道を走り切って電池の残量は…
元ロープウェイ乗り場で売っていた阿蘇の石を100円で買うロマンさん。石売りのおじさんは「自転車で来たの?大変だったでしょ」と言うが、ロマンさんは余裕の表情で「NO」と言っていた。
ゴール地点でのバッテリーの残量は50%とちょうど半分。目安に比べてバッテリーの減りが多いが、登坂続きなので電力消費が大きいことと、走りながら自動充電の発動タイミングがないためだろう。
また、ロマンさんが一般的な日本人と比べてかなり大柄なことも影響しているかもしれない。帰りは展望所まで上りになるが、あとは下り坂が続く。
■下り坂はあっという間
そのままスイスイっと下り坂を走るロマンさん。
あっという間に阿蘇駅まで到着。かかった時間は往復30.6キロで撮影込み2時間半と、かなりの速さ。徒歩だと往復6時間半かかるので山頂に行くのは朝早く行かなければならないが、これなら正午ぐらいから行っても余裕なはず。
ちなみに、バッテリーの残量は片道のゴール地点から減った45パーセントだった。展望所までの上りで残量が減ったと思われるが、その後はずっと下りだったので減らなかったのだろう。
■あか牛の美味しさを堪能
検証が終わり、さきほどのロマンさんが愛でていたあか牛ちゃんを炉端焼きスタイルで楽しめる店へ行き、昼食を摂っていると…
「えっ、これで終わりなの? 僕全然疲れてないからまだまだ走れるんだけど…山であれだけグッドに走れたんだから、街ならもっとスゴいんじゃない? 街のほうを走ってみようヨ!」
と、まさかの検証継続をロマンさんが希望。そこまで言うならやらないワケにはいかないでしょう! ということで、阿蘇から熊本市内へ向かう市街地をさらに走ってみることにした。
■まさかの市街地で検証再開
阿蘇方面から熊本市内へ向かう国道57号は、ゆるやかな上下の傾斜と、ほぼ平坦な道が続く。あまりキツい道ではないので、ここはエコモードで走ってもらうことにした。
少し先行した場所で待っていると「YEAAAHHHHHHH!!!!」と興奮気味に自転車を走らせるロマンさんが到着。な、なんなんだ…。
話を聞くと「スゴいネこれホントにECOモードなの? とってもパワフルで平らな道ならオートモードぜんぜんいらないヨ!」と、山道を走ったときとは違う感動を体験したようだ。
■スゴい…バッテリーの残量に変化なし
途中で野菜の名前っぽい登場人物が多数登場する国民的少年漫画の作者のサインもある饅頭屋に立ち寄りつつ、15キロほどさらに走って市街地での検証は終了。
ロマンさんいわく「ゆるやかな坂ぐらいならあまり力を入れて漕ぐ必要がないほどにアシストしてくれるし、エコモードは自分で走っている感もあるからサイクリング好きにもおススメ。街乗りも楽しいネ!」と、坂を指さしながら教えてくれた。
バッテリーの残量を見ると、15キロ以上走ったにもかかわらずまったく変わらない45パーセントを維持。走りながら自動充電の機能がかなり効いているのだろうか? 街乗りならロマンさんぐらい大柄な男性でも、目安の走行距離と実測はさほど変わらなそうだ。
■TB1eで走ってみて感じた良い部分まとめ
最後に阿蘇駅~阿蘇山上と、阿蘇市から熊本市へ向かう市街地をTB1eで走ってみて感じた良い部分を、さきほどは語っていなかった部分を含めてまとめると、以下のようになる。
・人気フランス人モデルも認めるぐらいグッドデザイン。
・ゆるやかな傾斜や平坦な道ではエコモードで十分。斜度5パーセント強(国内ヒルクライムレースの平均勾配)でもオートモードで余裕
・バスや電車の本数が少ない田舎でもTB1eがあれば寄り道をしながら観光できる。しかも交通費がかからないので途中の食事が実質無料になった感もある
・メーカー希望小売価格12万9,800円は個人的な感覚だが激安。観光や通勤・通学にたくさん使ったらすぐ元が取れそう。コスパも走りも世界レベル
・3年間の盗難補償がついてくるので万が一も安心
・リヤキャリヤも付けられるため、時間が許せばTB1eに荷物を積み、サイクリングしながらソロキャンプをしたり、自転車旅を楽しんでみたい
■気になる人は公式サイトもチェック
余談だが上級者向けのサイクリングロードと市街地を50キロ以上走り、さすがにロマンさんもお疲れだろう…と思いきや、ガチであまり疲れていなかったらしく、その夜はバーで楽しいひとときを過ごすことができた。
※最後の画像がこんなのですいません…。
ロマンさんは最後に「今日走った阿蘇みたいに絶景を楽しめるコースを、いい走りの電動自転車で走れたら最高だね…パリでも電動のレンタサイクルはあるけど、今日乗ったTB1eはぜんぜん違った。本当にいい自転車!」と、改めて褒めていた。
TB1e公式サイトではより詳しい情報と、ほかのニュースサイトの検証記事も掲載されているので、気になった人はそちらもぜひチェックしてみてほしいぞ!
参考リンク:ブリヂストンサイクル TB1e公式サイト
(取材・文/Sirabee編集部)