危険なチャレンジが子供を中心に大流行 世界中でケガや死亡者の報告続出

他人の命を奪いかねない危険なイタズラを試し、その様子をとらえた動画をネットで公開する人が増えている。

2020/02/24 08:40

ジャンプする3人
(zoom-zoom/istock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

拡散されているのを見ると「いいね」を押したくなる「チャレンジ」動画。最近ではボトルのキャップを足で蹴って開ける「ボトルキャップ・チャレンジ」が有名だが、今、世界各国で新たに話題になっているチャレンジがある。

ただし、このチャレンジはとても危険で、何も知らないまま巻き込まれるイタズラ要素があるため、大ケガや死亡者の発生が続々と報告され、各地の警察も警告を発している。



 

■「スカル・ブレイカー・チャレンジ」の人気

南米で始まったとも言われる「スカル・ブレイカー・チャレンジ(#skullbreakerchallenge)」なるものを動画に撮って、SNSでアップしようとする人たちが世界中に増えている。

チャレンジの内容は、横に並んだ3名の真ん中1名がジャンプし、端の2名がそのジャンプした足を前に蹴り上げるもの。真ん中の人は足を蹴られた反動で後ろに倒れ、場合によって後頭部を地面に激しく打ち付ける可能性があり、非常に危険な行為だ。


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■幼い子も被害者に

動画の影響は小学生まで広がり、先日は米国・アリゾナ州で暮らすある女性が負傷した息子の写真をアップ。

そこに「息子は友達に騙されてジャンプしたばかりに、後ろから思い切り蹴られて倒れました」「背中と後頭部を地面に叩きつけられた息子は立とうとして気を失い、今度は前方に倒れて顔面にも傷を負ったのです」と書き込み話題を集めた。

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■悪質事例が頻発
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