なぜ「インド人が作るカレー」は日本人が作るより美味しいのか マニアにも聞いてみた
インド人が作るインドカレーはなぜ美味しいのか
日本中どこにでもあるインドカレー店は、だいたいインドやネパールから来た外国人シェフが調理している。
記者は最近インド人シェフがいるインドカレー店へ行き、そのレシピを聞いたのだが、なんとインドカレー店によってはもともとミックスされているスパイスを使って料理を出しているらしい。
■ミックススパイスをそのまま使う店も?
つまり、輸入食材店で売っている食材をそのまま調理した味なのだが、実際に自分でそれを買って料理しても、店の味にならないのだ。
同じものを使って調理していたら絶対同じ味になるはずだが、なぜならないのだろうか? その理由を真剣に考えてみると、以下の理由を思いついた。
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①食材は同じだが店によって分量を変えている
使っているスパイスは同じだが、その分量や別で何らかのスパイスを入れることで店オリジナルの味を出している可能性がある。
しかし、それはスパイスを知り尽くしたインド人だからできる技であって、素人の日本人がやっても美味しさを損ねてしまうだけになっているのかもしれない。
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②インド人の顔を見ると日本人は美味しさを感じる
海外の日本料理店では中国人や韓国人のシェフが多いことから、日本のインド料理店で似たような顔のインド人やネパール人シェフがいると、本場っぽさを感じて美味しさが増す可能性がある。
インドカレー店であっても別の国から来た人なのかもしれないが、そんなことは普通の日本人はわかるはずもないので、なんとなく顔つきが美味しさにバイアスをかけているのかもしれない。
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③店で流れている謎のインドTVが食欲を増す
インド料理店に行くと謎のインドテレビがダンスミュージックをかけていることが多く、そのノリで美味しさが増している可能性がある。
高級フレンチでもゆったりした音楽が流れている店もあるため、インド料理店には謎のインドテレビが良いスパイスとなり、美味しさを感じられるのかも。
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■いっぱい作ったほうが美味しい
以上3つの理由が考えられたが、実際に知人のインド料理好きにも意見を聞いてみると「日本のカレーもたくさん作ったほうが美味しいでしょ? インドカレーもそれと一緒じゃない?」ということだった。
確かに…。
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(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)