新型コロナ“紙製品デマ”拡散で…　「母親のひと言」に耳を疑う

 

■「すぐにやめさせるべき」

こちらのトピックには、投稿者の母親の行動を非難する声とともに「買占めしている人を非難している傾向もありますので、今すぐにでも止めるべきです」との声が多数。

「すでにニュースでデマだと取り扱っています。さすがに気づくのでは」という声もあり、品薄状態の大きな原因はこうした買い占め行動によるものだとを多くの人が認識しはじめているため、「ご近所に見られたら、噂の的になるでしょう」と警告するコメントも見られた。

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■デマが原因で紙製品が品薄に…

投稿者の母親のように紙製品を買い占る人が相次いだせいで、紙製品が品薄状態となり、フリマアプリなどでは早速高額転売も行われている。

しらべぇ編集部が取材した神奈川県内のドラッグストアでは、2日ほど前から紙製品を買い溜めする客が殺到しているそうで、29日には開店直後にも関わらず、トイレットペーパーやティッシュの商品棚はガラガラの状態に…。

店での対応を取材したところ、ティッシュとトイレットペーパーについては「1家族1点」の購入制限を設けた他、入荷状況を確認して逐一売り場と店頭に張り出す対応をしているとのこと。

また、こちらの店舗では商品だけでなく、大きいサイズのレジ袋も不足しているという。

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■製紙会社「供給不足はデマ」

なお、しらべぇでも既報のとおり、トイレットペーパーなどを製造している製紙会社は編集部の取材に対して、「供給不足はデマです」と明言している。

現在日本国内で流通しているトイレットペーパーの98％は国内生産で賄われており、供給がストップすることは「99％ありえない」とのこと。マスクと違ってかさばるため、「転売目的での買い占めも効率が悪いのでは」と回答している。

現在起こっている紙製品の品薄状態については、「人災」と言えるのかもしれない。紙製品に限らず、むやみやたらな買い溜めをやめ、落ち着いた行動を心がけてほしい。

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（文／しらべぇ編集部・衣笠 あい）