日本の新型コロナ危険レベルは現在「2」 五輪開催をかけた正念場か

日本が2020年夏のオリンピックの開催国でなかったなら、新型コロナウイルスへの対策も違っていたのだろうか。

社会

2020/03/02 07:30

新型コロナウイルス・COVD-19
(画像提供:東京都健康安全研究センター)

「日本の新型コロナウイルス対策はすべて後手、認識が甘すぎる」…そんな声が国民の間にくすぶる中、日本のオリンピック開催に不安を訴える海外の人々が増えている。5月には開催に関する決断が下される予定だが…。



 

■今の危険レベルは「2」

新型コロナウイルス感染の世界的拡大を受けて今、海外の人々が大きく注目しているのが、米国・疾病予防管理センター(以下CDC)の公式サイトに設けられた『渡航注意情報(Travel Health Notice)』というページだ。

世界地図において渡航上の問題が指摘されている国は赤、オレンジ、黄色といった色で示され、本文の情報も頻繁に更新されている。2月19日、日本はそのレベル1の「注意」に登録されたが、わずか3日後の22日にはレベル2の「警戒」に引き上げられた。


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■春節で大勢の中国人を迎えた日本

「警告」となるレベル3には中国・韓国・イラン・イタリアの4つの国名が並ぶ。日本時間の3月1日午後7時現在、イタリアでは感染者数が1,128名、韓国では3,736名と数だけ見れば日本の256名(クルーズ船除く)よりかなり深刻だ。

だが「そもそも検査してもらえない。オリンピック開催のため感染者数を増やしたくないのでは」といった声がくすぶる日本とは状況が異なる。

両国とも呼吸器疾患で通院、入院中の患者に積極的に検査を行い、病院前などに特設テントを張って検査希望者を広く受け付けているため、感染者数が急増したのは当然だという。

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■感染者数増加でレベル3に?

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