山本舞香、キャリアを重ねて変化した仕事観 「学ぶことがすごく多い」

『死にたい夜にかぎって』でヒロイン役を演じる山本舞香にインタビューを行った。


 

■「賀来さんはスピリチュアな話が好き」

山本舞香

―――『死にたい夜にかぎって』では、賀来さんとふたりのシーンが多いと思うのですが、お話はされますか?

「プライベートな話もするし、いろいろお話させていただいてます。賀来さん、スピリチュアルな話が好きなんですよ。私は全然興味ないんですけど(笑)」


―――山本さんは興味ないんですね(笑)

「スピリチュアルな話をしてる賀来さんを見るのが好きなのかもしれません(笑)。真剣に話してる姿が、どこか浩史に似てるなって。メガネを外してると賀来賢人さんだけど、ダサい服にダサいメガネをかけてると浩史なんです。


頭をくしゃくしゃ撫でて「よしよしよし」ってしたくなるような。メガネを外したら大先輩なんで、できないんですけどね(笑)。賀来さんはそういう、お芝居がやりやすい環境を作ってくださっています」


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■家族にはすごく支えられてる

山本舞香

―――第1話で、アスカが歌うゆずの『夏色』を浩史が聴いていたり、原作ではフジファブリックの『茜色の夕日』に触れられていたり、作中に登場する音楽も印象的でした。山本さんには、思い出とリンクするような音楽はありますか?

「『うれし涙』(SPICY CHOCOLATE feat. シェネル & MACO)は、上京してきて、誰とも話したくないと思っていた時期に聴いてました。当時、周りの大人全員が敵だと思っていて。私は仕事をするために東京に来てるし、事務所の人も全員敵、とか(笑)」


―――『うれし涙』には「見えない愛情が優しく包むよ」というフレーズがありますが、自分の殻に閉じこもりながらも、周りの人たちの愛情を感じていたということでしょうか?

「兄や父は実際にいろいろ助けてくれましたし、母はずっと、そっと見守ってくれていました。家族にはすごく支えられてるなと思います。


両親と離れて暮らしている私にとって、今、一番近くで支えてくれてるのが事務所の人たちだということにも気づいて。今でもぶつかることはあるけど、思うことは直接言わせてもらってます(笑)」

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■後輩に憧れられるような人に

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