中居正広の退所で始まるネットとテレビの勢力激変 「地上波からの解放」も

中居正広らの事務所退所など旧来TV権力秩序の解体を、「新しい地図」や木梨憲武らの活動とともに分析。

2020/03/07 17:40


 

■地上波から解放された木梨憲武

地上波に縛られない活動といえば木梨憲武が象徴的。木梨は、TBSラジオ『土曜朝6時 木梨の会』 を仕事の拠点とする。また、初のソロアルバム『木梨ファンク ザ・ベスト』を発売。オリコン週間デジタルアルバムランキングなど、7つのランキングで1位をとった。

こうした音楽活動も同番組から始まっているものばかり。単なる音楽活動ではなく、フェスを開催したり、たびたび一般人を公募してステージに上げたりするなど自由な参加型コミュニティを目指す。


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■やりたいことをやるタレント

木梨はいかにも芸人。日頃のレギュラー番組ではあまり楽しそうではなかった。しかし、フジ『笑っていいとも』やフジ『とんねるずのみなさんのおかげでした』での『ア~イア~イおじさん』などではやる気が違ったのだ。

晩期『みなさん』の企画でも、当時の演出マッコイ斉藤の「強めの演出」に対する反抗、という「笑い」のカウンターを当てていた。

よしもとを中心にしつつ作り上げられてきた「お笑い」の世界観や法則に飽きていたことが見え隠れする様子だ。

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■TV 対 YouTube
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