「愛犬殺し」とデマ拡散された女性 ネットリンチの日々に心が疲弊
『じっくり聞いタロウ』インフルエンサーの葉山潤奈が出演。「愛犬殺し」というデマを流された過去を明かす。
5日放送の『じっくり聞いタロウ〜スター近況(秘)報告〜』(テレビ東京系)にモデルでアパレルデザイナーでインフルエンサーの葉山潤奈が出演。「愛犬殺し」のデマを流された過去を明かした。
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■「愛犬殺し」のデマが拡散
「ツイキャス」で親しまれているライブ配信サービス「TwitCasting」でたびたび生配信をしていた葉山。そのなかで生後2ヶ月のチワワを飼い始めたことを報告し、愛犬との日々を話していたという。
しかし、ある日愛犬が葉山の肘に思いっきり頭をぶつけてしまい、そのまま亡くなってしまうという事故が発生する。葉山は生配信中にそのことを報告した。
すると、葉山の裏で配信していた別の配信者たちが「葉山が愛犬殺しちゃったらしい」とデマを流してしまう。他の配信者たちも便乗し、急激にデマが拡散。葉山の配信にもたくさんの人が訪れて「犬殺し!」と2,000件にもおよぶ書き込みが寄せられたという。
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■「殺すぞ!」と脅される
配信の翌日にはネットニュースになっており、さらには「愛犬の骨をロケットに入れて売ってます」という嘘のコラージュ画像まで作られてしまい、肘にぶつかって事故死したという内容が誇張されて「肘打ちで愛犬を殺した」といったデマがさらに拡散されるようになってしまったようだ。結果、デマを信じた人が続出し、フォロワーが1万人ほど減ってしまう。
その後、SNS上にはデマを信じたユーザーからの心無いコメントが連日殺到。「殺すぞ!」と脅されたり、動物愛護団体にいたずら電話をされたりで心が疲弊してしまったという。
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■ネットの情報をすぐに信じる人は…
その後、顧問弁護士に相談するなどして一部では対処してもらい、騒動から1年半後には「あのときはデマに流されてしまいました」と、デマに流されたファンたちも謝罪してきたとし、騒動は収束したようだ。
葉山のファンですら信じてしまった一件だが、ネット上の誤った情報を信じてしまう人はどれだけいるのだろうか。
しらべぇ編集部が全国10〜60代の男女1,880名に調査したところ、全体の26.3%が「ネットで見た情報をすぐに信じてしまう」と回答している。
なお、2016年の同調査と比較すると8ポイント以上増加していることも判明した。
葉山は現在、安易なデマ拡散の危うさを訴え、正しいSNSの使い方を啓発するための活動をしているという。
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(文/しらべぇ編集部・二宮 新一)
対象:全国10代~60代の男女1,880名/全国20代~60代の男女1,365名(有効回答数)