「休暇に出かけたくて…」 邪魔だった3歳息子を殺害した母に実刑判決

わずか3歳。誰より自分を信頼していたはずの息子を殺した親の言い分は、あまりにも勝手だった。

2020/03/09 09:40

子連れの母親
(kieferpix/istock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

女手ひとつで幼い息子を育てていた女にとって、息子は邪魔な存在になりつつあった。「遠くに出かけたい」「でもこの子がいたら無理」と思うようになった女は、息子を殺害。

あっさり犯行がばれ実刑判決が下されたが、それにつき「公平ではない」などと言いだした。



 

■身勝手な理由で子供に殺意

2018年4月のこと、クロアチアで暮らす女(Chiara Pasic)が「バケーションに出かけたい」「マケドニアを訪問したい」と強く願うようになった。

しかし女には3歳の息子がおり、息子の父親にあたる人物は罪を犯し服役中。子供の世話を頼める人がいなかったことから、女は「なら殺してしまおう」と決意したという。

それまでに隣人らは男の子の泣き声を頻繁に聞いており通報を考えた人もいたというが、「介入しないほうが無難」と考えて断念。よって当局は虐待を疑うこともなく、女は誰にも邪魔されることなく殺害計画を立て実行の日を迎えた。


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■共犯者の存在

この女の殺害計画を知った10代の少女が、共犯者として殺害に関与。女は息子が抵抗し暴れないよう小さな手足を強く押さえつけ、少女は枕をその顔に押し当て殺害する役割を担ったとされている。

ふたりはその後に遺体を港に運んで浅瀬に投げ捨て、息子の遺体を捨てた。その後女は「公園にいた息子が姿を消した」と警察に連絡した。

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