二番目に新しい山手線駅『西日暮里』 自虐ネタが限界突破してしまう
自虐ネタがキレキレと話題に『西日暮里駅』だが、その切れ味は衰えることを知らず…。
日本で一番高い山が富士山であることは国内だけでなく、海外でも広く知られている事実。しかし日本で二番目に高い山の名前は、知っている人のほうが少ないのではないだろうか。
ここ数日、ネット上では二番目に新しい「山手線の駅」が注目を集めている。
■自虐に振り切ったネタが…
14日に、『高輪ゲートウェイ』駅が操業を開始。これにより一番新しい山手線の駅は同駅となり、1971年に開業した『西日暮里』駅は二番目に新しい駅となった。
この事実をいち早く受け入れた西日暮里駅では、「二番目じゃダメなんでしょうか」「四十八年の末っ子歴に、終止符」といった自虐的なメッセージのポスターが構内に多数貼られることに。
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■Xデーを迎えて…
西日暮里駅がここまで自虐ネタを見せるのは、どうやら駅に置かれたスタンプのデザインと関係があるようだ。つい先日までは「山手線で一番新しい駅」と彫られたスタンプが設置されていたが、しらべぇ編集部が16日に同駅を訪れると、「先日まで山手線で一番新しい駅でした」という自虐ネタ満載のスタンプを発見。
近くには「ほとんど変わりませんでした」という、これまた尖ったセンスのポスターが貼ってある。スタンプに彫られた「先日まで」というワードが気になり、しばらく経ったらまたデザインを変える予定があるのか、駅員に事情を聞いてみると…。
駅員:今のところ、変更の予定は全くないです。恐らく、この先何年が経過しても、「先日まで」というワードを使ったままだと思います。今回は滅多にない交代劇ということで、このようなユーモアある表現を狙ってみました。
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■現在のポスターは…
ちなみに変わったのはスタンプだけでなく、構内に貼られていたポスターも同様。「これからは『普通の駅』に戻ります」といった意思表明のほか、「祝! 開業 高輪ゲートウェイ駅」といったように、開業したてで弟的存在でもある高輪ゲートウェイ駅を祝福する暖かいメッセージも見られた。
果たして次に山手線の新駅が誕生したら、西日暮里駅はどんな反応を見せるのか。また高輪ゲートウェイ駅も、先人に倣って切れ味抜群の自虐ネタを披露してくれるのだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)