『テセウスの船』ハライチ澤部を出してお笑い最終回にした悲しい理由を推測
テセウスの船ドラマ版、原作と比べると…
日曜劇場『テセウスの船』が、22日に最終回を迎えた。多くのファンが「黒幕は誰だ!?」とテレビにしがみついていたと思われるが、黒幕はまさかの霜降り明星・せいやが演じる田中正志。
動機は佐野文吾(鈴木亮平)が、過去に行われた村祭りでの毒キノコ混入事件で、正志母が入れたことを突き止めてからの母と妹の死が原因だった。
■ハライチ澤部を起用した悲しい理由
その後はなんやかんやあって文吾・心(竹内涼真)・正志がもみ合いになり、そのはずみでナイフが心に刺さって死に、最後は事件当時お腹にいたほうの心が登場し家族団らんで終わる。
そこで話題をかっさらっていったのが、ハライチ澤部演じる佐野慎吾。まさかのキャスティングと、最後の最後で貫地谷しほり演じる佐野鈴とのじゃれあいになるとんでもない展開に、ネット上は「澤部」フィーバーに。
泣ける展開で終わるのかと思いきやまさかのお笑い最終回になってしまったテセウスの船、記者(私)は原作もすべて読んだのだが、最終回にハライチ澤部を採用した悲しい理由が、すぐにわかってしまった。
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■原作を超えられなかったため?
その理由は「2回目の過去からの展開で原作を超えられなかったから」だと推測する。ドラマ版は後半の展開が原作と大幅に違うのだが、比べれば比べるほど、原作のシナリオの良さが感じられるのである。
原作の展開は過去に大人になったみきおが同時にタイムスリップし、ドラマ版のせいやと同じような役目を果たしてから、最後は文吾をナイフで狙ったところで心が身代わりになり、文吾が大人みきおを射殺する。