もし”ひとり親”が新型コロナに感染したら「子供の行き先」は… 厚労省に聞いた
もし、シングルマザーやシングルファザーが新型コロナウイルスに感染してしまったら、子供はどうなる? 厚生労働省結核感染症課に話を聞いた
世界中で猛威を振るっている、新型コロナウイルス。そうした中、ひとり親世帯の人々からは「もし自分が感染してしまったら」という不安の声が上がっている。
■東京は「感染爆発の重大局面」
首都・東京では、25日に小池百合子都知事が緊急記者会見を行い、「感染爆発の重大局面」であると強い危機感を示した。
そのうえで、都民に対し平日の在宅勤務や、夜間の外出の自粛、週末の不要不急の外出自粛を要請。26日には、都内で新たに47人の感染が確認された。これは、25日の41人を上回り、都が1日に発表する感染者数としてはこれまでで最も多い数値となった。
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■もし、ひとり親が感染したら…
感染者数の急増を受けて、インターネット上では「シングルマザーの私がもしコロナになったら、キャリアの疑いがある子供は1人でどうすればいいんだろう…」といった不安の声が上がっている。
もし、ひとり親が新型コロナウイルスに感染し、入院治療が必要となった場合について、しらべぇ編集部では、厚生労働省に話を聞いた。
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■現状「具体的なメニューはない」
厚生労働省結核感染症課の担当者によると「現在のところ、厚生労働省としては具体的なメニューはない」とのこと。新型コロナウイルスについては、入院となった場合に家族の付き添いも難しく、乳児の場合でも、母子同室が可能かどうかは「医療機関の判断」になるという。
「家族など預けられる場所があればそちらに預けてほしい」とし、それが難しい場合には最寄りの自治体に相談し、保育所などのショートステイサービスの利用を検討してほしいとのこと。
入院治療を受けた親の命は助けられたとしても、ひとり取り残されるかもしれない子供たちは…。大都市東京で感染者が急増している今、早急に対応が求められる問題の1つなのではないだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・越野 真由香)