「お笑い第7世代」が注目される理由とは 「第5・第6世代」は誰なのか

「お笑い第7世代」はいったいどのようなポテンシャルを持つのか、お笑い世代区分を整理しつつ分析。

2020/03/28 17:40


 

■ブームに乗る力

四千頭身
(写真提供:JP News)

「お笑い第7世代」のくくりはテレビでもたびたびとり上げられ注目されていった。今では第7世代のくくりに入りたい若手芸人がたくさんいる状態。芸人はこのくくりに入ることに結構必死であるが、ライターなどの周囲はそれほどこのくくりを重要視していないようだ。

しかしこれは、芸人たちがさすがと言えるところ。先ほどの世代区分における代表的番組のくくりでも同じだが、ある程度のくくりで一気にタレントが台頭することの影響力は大きい。

AKB48からなるアイドルブーム、広瀬すずら若手女優ブーム、菅田将暉ら若手俳優ブームも同様だ。


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■第7世代の革命力

また霜降り・宮下草薙・四千頭身らと第7世代の芸人のポテンシャルは高い。とくに霜降りは華もあり、自分たちでブームを牽引していける力を持っているように思われる。

何層にも重くなった芸人界の縦社会構造に対し、それほど先輩を気にすることなく道を切り拓いていけるポテンシャルを持つだろう。

さらに先輩に失礼なことを言う芸風の宮下草薙の草薙航基がいるのも、バランスがよいところ。第7世代芸人には総じて芸歴至上主義に立ち向かう気概が感じられる。

超高齢社会でどの業界も年齢層が縦長になっている中、実力で風穴を開けていく若手層として非常に注目できるのだ。


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■「お笑い7世代」という希望

ナイナイと爆笑は年齢世代が違っても同時期に大ブレイクしたライバル関係だと言えるだろう。霜降りは一部ではポストナインティナインと目されている。

霜降りらのライバルが実際誰になるのかは、もはや年齢の問題ではないのだ。結局第7世代の中心がいったい誰になっていくのかは、年齢の問題ではなくこれから決まる。

第7世代をめぐり激しい競争が起こるのは、お笑い界にとって大変よいことであり、誰にとっても希望に溢れる現象なのだ。

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(文/メディア評論家・宮室 信洋

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