向井太一、eill、Sik−Kを迎えた新しい“m−flo loves” 当時との違いは

m-flo、向井太一、eill、Sik-Kを迎えた新しい“m-flo loves”が開幕。MV撮影現場で行われたインタビューをお届けする。

2020/03/28 07:45


m-flo
(©︎avex)

LISA、☆TakuTakahashi、VERBAL による m-flo は2002年のLISA脱退を機に、さまざまなボー カリストを客演に迎えた“m-flo loves”を展開。多くのリスナー、ファンを魅了した。

2018 年にLISAが復帰すると、翌年には通算9枚目となるアルバム『KYO』をリリース。同年11月に行われた m-floデビュー 20周年ライブ「KYO」には今までの“loves”アーティストたちも集結し、m-floクロニクルのアニバーサリーにふさわしいステージを披露した。

そして2020 年、向井太一、eill、Sik-Kという新世代のラッパー、ボーカリストを迎えた新しい“m-flo loves”が開幕。今回は、その第1弾『tell me tell me』の MV 撮影現場で実施されたインタビューをお届けする。



■LISAがいる“m-flo loves”

―――ライブ「KYO」やアルバム『KYO』で、“m-flo loves”の復活が示唆されていましたが、いよいよ今回リリースされる m-flo loves Sik-K & eill & 向井太一「tell me tell me」で新しい“m-flo loves”が動きだしました。まず“m-flo loves”復活の経緯を教えてください。

☆TakuTakahashi(以下:☆Taku):「m-flo ってアメーバみたいなグループ」って LISA が言ってくれた素敵な言葉があって。まさにアメーバのようにかたちを変えて、いろいろな人とつながって 20 年間いろいろなことをやってきました。ここからまた LISA がいる状態で“m-flo loves”をやってみたら面白いんじゃないかというのがきっかけです。


―――かつての“loves”と今回の“loves”の繋がり、またはその違いはなんでしょうか?

☆Taku:今回の“loves”は色んな可能性があって、LISA、VERBAL、☆Taku3 人揃っての“loves”もあるし、逆に☆Taku と VERBAL だけの“loves”、LISA と☆Taku だけの“loves”もあるかもしれない、☆Taku がいなくて VERBAL と LISA だけの“loves”もあるかもしれない。というところですね。


―――☆Taku さんがいないというのは想像できませんが、 m-flo としては革新的ですね。今回その第 1 弾「tell me tell me」についてなんですけど、向井太一さん、eill さん、Sik-K さんの 3 名を“loves”に迎えたのはどういった理由なんでしょうか?

☆Taku:その辺はVERBALとも話をしていて、すごい大事なのは、ここからm-floが何をするのか意志表示をすること。太一くんも eill ちゃんも Sik-K くんも、僕が大好きなアーティストたちなんですけど、この3人を選んだのは「新しいことをしていくよ」っていうメッセージでもある。そして日本だけじゃなくて、世界ともっともっと近づいてつながっていこうよっていう思いが詰まったメンバーですね。


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■ぶっ飛ばされちゃいました

―――実際共演してみて、それぞれのアーティストの印象を教えていただいてもいいですか?

VERBAL:まず、eill さんに関しては☆Taku がずっと昔から、「すごいシンガーがいるんだ」と言っていました。ゴリ推ししているのを聞いていたんで、自分でも楽曲を聴いて「いいんじゃない」って思ってたんですけど、自分たちの楽曲に乗ったボーカルを聴くと「おお! やっぱりすげえな」という実感がさらに湧きました。


向井太一くんも☆Taku がよく一緒に仕事してたんで、会う前から馴染みを感じていましたね。eill さんと向井くん、この2 人のハーモニーがすごくいいなって思ってるところに、Sik-K くんがどうハマるんだろうというのは楽しみだった部分です。


―――Sik-K さんとはどのように制作を進めていったのでしょうか?

VERBAL:僕、たまたまパリ行ってるときに、彼と会ったんですよ。「これから曲作るんだけど、どうしたらいいか な?」って言ってて。「わかんないけど、とりあえずバースを思ったように入れてみたら?」って(笑)。「分かった」って本当にその直後ぐらいには Sik-K くんが録った部分が送られてきて、「あ! なるほど、こうなるんだ」と、驚かされましたね。


―――eill さん、向井太一さん、Sik-K という新しい世代のアーティストから感じたことはありますか?

VERBAL:今の世代の人たちって悟ってるというか分かってるんですよ。コラボレーションするのが当たり前の世代なんで。僕たちが“m-flo loves”を始めたころは、日本ってまだフィーチャリング文化がないに等しかったんです。


今やそれが身体に染みついてるというか慣れてる。「こうでしょ」っていうのが提示できる。こんなこと僕が言うのも恐縮なんだけど、上手です。“loves”を始めた僕たちのほうがぶっ飛ばされちゃいましたね。


☆Taku:ほんとそうですね。今回、みんな制作環境はバラバラで、LISA と向井太一くんがスタジオは一 緒だったんだけど、ニアミスで会えなかったから、個々にはそれぞれ会ってるけど今日の MV 撮影の現場で 6人全員が初めて顔を合わせたという感じ。Sik-K くんも、韓国のスタジオで自分のパートは録ってくれたけど、ちゃんと日本に来てくれたのは良かったよね。


VERBAL:一緒に曲でラップするならやっぱり一緒にスタジオ入ってやりたかったからね。


☆Taku:VERBAL のバースにも声入れてくれたりしたよね。さらに楽曲の厚みが増しました。ちゃんと会って彼とセッションできたのは大きいです。

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■VERBAL、じつは韓国語話せる説?
LISAm-flo
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