向井太一、eill、Sik−Kを迎えた新しい“m−flo loves” 当時との違いは

m-flo、向井太一、eill、Sik-Kを迎えた新しい“m-flo loves”が開幕。MV撮影現場で行われたインタビューをお届けする。

2020/03/28 07:45



■VERBAL、じつは韓国語話せる説?

―――VEBAL さんのバースは今回、韓国語のリリックが使われていますが、Sik-K さんとの繋がりを意識したのでしょうか?

VERBAL:彼が、英語と日本語でラップしてくれてるじゃないですか。「You know what I’m saying」から、「Gotta talk you in different language」っていうくだりからの僕なので、いきなり日本語だとちょっと違うなと思って。


僕のつたない Google 翻訳で調べた韓国語を入れてラップしてみました。最終版になるまでに 2、3 回くらい変更を経てるんですけど、それこそ昨日も Sik-K くんと一緒にスタジオ入ったんです。そ したら韓国語部分の歌詞をちょっと直されましたね(笑)。


☆Taku:(笑)。直されたっていうか、文法的なところを整えてくれたね。でもさ、じつは、VERBAL は韓国 語喋れる説あるよね。


―――確かに。すごいナチュラルな発音で、さすがだなと思いました。

VERBAL:酔っぱらうと流暢に喋るらしいです(笑)。


☆Taku:そうらしいんですよ。僕も見たことないけど(笑)。


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■「パラレルワールドですよね」

―――そして、なんと言っても「tell me tell me」のハイライトのひとつは LISA さんによる冒頭の歌い出しですよね。2003 年の m-flo loves melody. & Ryohei の「missyou」が真っ先に浮かびました。複数人のボーカリスト、MV の世界観など、共通点をいくつか見出すことができますが、「missyou」との繋がりと、このアイデアが生まれた経緯を教えてください。

☆Taku:まさに「missyou」は“loves”を象徴する楽曲なんですが、「アタマの『DJ play that musiclouder, お願い』を、LISA が歌ったら面白くない?」っていうところから取り入れることにしました。「みんなビックリするだろ!?」って思って。


―――「missyou」、リアルタイムで聴いていましたから。今またこのフレーズを LISA さんの声で聴けたのは、思 わず感動してしまいました。

LISA:え〜嬉しいです。ありがとうございます。


☆Taku:Sik-K くんも言ってたよ。LISA のこのフレーズを聴いて、「“m-flo loves”をやってる実感がもっと湧いたよ」。聴かせる人みんな「LISA の声だ!!」って驚いてくれる。 パラレルワールドですよね。可能性が交差しているっていう意味で、LISA のいる「missyou」。最初ね、歌詞変えてたんだよね。


LISA:そうそう。「m-flo loves back again〜♪Are you ready♪」だったね。


☆Taku:VERBAL に「どう?」って聴かせてみたんですよ。


VERBAL:「だったら、オリジナルをまんま LISA が歌った方が面白くない!?」って言いました。


☆Taku:そう。VERBAL とお互い話してて。


LISA:うん。イイ!


☆Taku:「確かに!」と思って、ともすれば LISA にスタジオにもう一回来てもらわなくちゃと(笑)。


LISA:(笑)。結局、もう一回スタジオ行って ReRec したんですよねえ(笑)でも、その 1 回、ワンフレーズのためだけでも Thatʼs Perfect.録って良かったです。


☆Taku:そのテイクめちゃくちゃ良かったんだよね。


LISA:そうね! 慣れ親しんだアットホームなスタジオってのも大きかったと思います。たったワンフレーズだけでも。


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■“彼女”とは“遥か彼方の女”と書く

―――「tell me tell me」は恋人や親しい関係にあるパートナーとのすれ違い、価値観の対立によるもどかしさと葛藤がテーマになっています。m-flo の皆さんがそう言った相手に感じる「わからない!」って思うことを最後に教えてください。

VERBAL:うん。わかんないことだらけですけど、いちばんはやっぱりね、この方(LISA)のことがいまだにわからないんですよ。


☆Taku:恋人やパートナーっていうか LISA がわからない(笑)。


LISA:自分でもわかんない(笑)! どんだけ説明してもみんなわかってくれない!わかんないんですよ〜。


☆Taku:そもそもね。『エヴァンゲリオン』に出てくる加持さんも「“彼女”とは“遥か彼方の女”と書く。女性とは向こう岸の存在だよ、我々にとってはね」って言ってましたから。ミステリーでしかないんですよ。


LISA:あら。素敵。


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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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