新型コロナで命を落としたら葬儀はどうなるのか 葬祭場関係者に話を聞いた
新型コロナウイルスの感染が認められた人が亡くなってしまった場合、葬儀は行えるのか。関係者に話を聞いた。
現在、世界的に猛威を振るっている新型コロナウイルス。日本でも3月30日時点で1,900名以上の感染が確認され、死者も発生している。そんな中、一部ではとある疑問の声があがっていた。
■葬式はどうなるのか
それは、新型コロナウイルスによる感染が認められた人が亡くなった場合、「葬式を行うことはできるのか」というもの。
29日には、埼玉県知事が「冠婚葬祭については、葬儀において感染が広がった例も報告されていますので、あり方について工夫をお願いいたします」とコメントしているが、ネット上では「葬式を行うことができない」「特別な処置で行う」など、様々な情報が飛び交っている。
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■葬祭場関係者によると…
そこで、実際に都内の葬祭場関係者に葬儀について取材をしたところ、3月30日の時点では「基本的に葬儀を行わない、受け入れをしないという対応になるかと思われます」とのことで、「火葬だけ行う『直葬』という対応が取られるのではないでしょうか」とも話す。
ちなみに、現状は新型コロナの感染者に関して、東京都からの「葬儀を受けるな」といった指示は受けていないそう。なお、遠隔で式を行うなどの特別な処置があるのか尋ねると、「お葬式は厳粛なものであるため、リモート等で行うことはありません」とコメントした。
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■確立したルールはない状況
他の葬祭場関係者にも話を聞くと「新型コロナに対する特別なオペレーションはまだありません」と答えた。都内の葬式に関しては、決まったルールは確立されていないのかもしれない。
しかし、新型コロナウイルスにより葬儀を執り行う事ができないとなれば、遺族の悲しみも増すばかり。一刻も早くこの事態が収束することを切に願う。
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(取材・文/しらべぇ編集部・根室 ひねき)