海上自衛隊の“バーチャル花見”に称賛相次ぐ 「日本を元気付けることができたら」
海上自衛隊が行っている取り組み「バーチャル花見」について、広報担当に話を聞いた。
お花見シーズンを迎え、日本各所では桜の花が咲き始めている現在。一方、新型コロナウイルスの猛威により花見を自粛しているという声も多々見られる。
そんな中、防衛省の海上自衛隊公式ツイッターが「家で花見を楽しめる施策」を打ち出し、称賛の声が相次いでいる。
■バーチャル花見を実施
2日、ツイッターにて「バーチャル花見」と切り出し、2枚の写真を投稿。
そこには、鮮やかに花を咲かせている桜の写真がアップされており、投稿には「新型コロナウイルス感染防止のため、お花見を自粛されている方々へ、海上自衛隊が各地の桜の風景をお届けしています」とつづられていた。
花見による新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐとともに、自粛した人への配慮も考えた素晴らしい施策と言えるだろう。
【バーチャル花見】
新型コロナウイルス感染防止のため、お花見を自粛されている方々へ、海上自衛隊が各地の桜の風景をお届けしています。
本日は、大村航空基地(長崎県大村市)の桜です。#バーチャル花見 #エアー花見 #がんばろう日本 pic.twitter.com/QIDT2IPzJp— 防衛省 海上自衛隊 (@JMSDF_PAO) April 2, 2020
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■広報担当に聞いた
どのような経緯でこの取り組みが始まったのか、広報担当に話を伺うと快く答えてくれた。
———この取り組みはいつ頃から始めたのですか?
広報担当:3月30日から、ツイッター、Facebook、インスタグラムで行っています。
———取り組みを行うきっかけは何だったのでしょうか。
広報担当:海上自衛隊のシンボルマークは、錨(いかり)と桜の花でできています。現在桜が満開の中、新型コロナウイルスの影響で花見を自粛しているところも多く、私達に何ができるかを考え「バーチャル花見」をというものを実施いたしました。せめて写真でも、お花見の気分を味わっていただけますと嬉しいです。
———取り組みに対する反響はいかがですか。
広報担当:「家の中にいても花見の気分を楽しめた」といったお声を頂いてます。全国の花見のシーズンが終わるまでは続けていきたいと思っていますので、微力ではありますが、日本を元気付けることができたらと考えています。
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■感謝のコメント続々
ちなみに、しらべぇ編集部が全国10〜60代の男女1,732名を対象に「花見について」調査を実施したところ、「毎年する」と答えた人は全体の27.2%。
実際、投稿を楽しみにしている人は多く「綺麗ですね。元気が出ます」「いつもありがとうございます!」など感謝のコメントが寄せられている。
何かと暗いニュースが多い最近、多くの人の心を暖かくする素晴らしい取り組みと言えるのではないだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・根室 ひねき)
対象:全国10代~60代の男女1,732名(有効回答数)